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第九話:男の制服、女のライン♡

『天女の優香さま』


第九話:男の制服、女のライン♡


──♡──


僕は今日、天女に会った。


その日の優香さんは、チャコールグレーのジャケットに、細身のパンツスタイル。

後ろ姿は無造作な髪さえ美しく、ひと筋も乱れがなかった。

振り返ったその瞬間──背中ごと、世界の空気がすうっと入れ替わった気がした。


──♡──


野口 遥真のぐち・はるま、27歳。宅配ドライバー。

黒のポロシャツにチノパン、スニーカー。毎日走って、荷物を届けるのが仕事。

時間厳守、丁寧な対応、笑顔と挨拶。それだけは崩さずにやってきた。

最近、なぜか制服の“肌ざわり”が気になって仕方ない。


──♡──


「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」


「うわっ!? だ、誰……っ、え……?」


優香さんは、トラックの荷台から、まるで“降りてきた”みたいに姿を現した。

名札に目をとめて微笑むと、その目がふっと細くなり──僕の胸元へと滑っていく。


「質問♡ 制服は、ピタッとしてるのと、ふわっとしてるの……どっちが落ち着く?」


「……え……ふ、ふわっと……の方……かな」


──♡──


「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」


──バシュウウッ!!


胸の奥で、熱が弾けるように広がった。

ぴちっ、と音を立てて生地が引きつれ、内側からやわらかな丸みがゆっくりとせり出していく。


「ちょっ……え、シャツが……キツい……!」


「Cカップね♡ 制服って、ちゃんと嘘をつけないの。」


──♡──


「今日のブラジャーはこれね!♡」


ミントグレーのTシャツブラ。ノンワイヤーで、アンダーはやや広めの設計。

丸みをふわっと整えて、シャツの上にも凹凸が響かないようにできている。

「これは“制服の下でバレないブラ”♡ でも、ちゃんと“女”になれるのよ」


「……なんか……すごく落ち着くかも……」


「ふふ♡ でも、自分に“胸がある”って……もう気づいてしまったでしょ?」


──♡──


(優香のオッパイ豆知識♡)

「Cカップは“揺れはじめるサイズ”♡ 走るたび、あなたの中で目覚めていくの♡」


──♡──


数日後。


配送先のガラスドアに映った、自分の横顔。

無意識に胸元を押さえながら、背筋をすっと伸ばしていた。

走ったあと、制服の中に汗がにじむたび──

そのやわらかな感触が、すこしずつ自分の輪郭になっていく。

「……なんでだろ。ちょっとだけ……安心するんだ」


──♡──


完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい!”


──♡──


【制服の下に揺れる“わたし”のライン──Cカップの目覚め♡】

このお話がすこしでも気に入っていただけたら、ブックマークと評価をお願いします。

走るたびに揺れる気持ち、あなたの胸にも届きますように。

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