第八話:オイルの香りと、黒レース♡
『天女の優香さま』
第八話:オイルの香りと、黒レース♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、黒のハイネックセーターに、くすみピンクのプリーツスカート。
すらりと伸びた脚にかかとの細いヒールが添えられ、歩くたびに空気がふんわり波打った。
まるで夜明け前の星空みたいに──静かで、澄んで、そして少しだけ罪深い美しさだった。
──♡──
杉田智也・28歳・自動車整備士。
オイルまみれの毎日と、工具の音の中にいるのが性に合ってる。
恋もオシャレもどこか遠い話で、“男らしさ”に囲まれてきた──はずだった。
だけど最近、胸の奥が妙にざわつく。展示会に行ったとき、車より“女の人の服”ばかり目がいってしまった。
──その時点で、もう遅かった。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「はっ……え、いや、そんなつもりじゃ……!」
「でも……展示会のパンフレット、女子モデルばかり見てたでしょ?」
優香さんは、肩をすくめるように微笑んで、僕の胸元にゆっくりと視線を落とした。
「質問♡ 猫耳カチューシャって、つけてみたくなる?」
「いや、まあ……ちょっとだけ」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
胸板の奥で、熱が“ごぼっ”と脈を打った。
ぶわ、と盛り上がる感触が、ツナギの下で抑えきれずに跳ねた。
「う、うわっ……ま、まじか……!」
「Eカップよ♡ 整備士さんの手でも、ちゃんと支えられるかしら?」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
黒の総レース。ハーフカップで、デコルテがやや透ける大人のデザイン。
細身のストラップが白い肌をなぞるように走り、レースの隙間から柔らかさが浮かび上がる。
「これは“ちょっと背伸びしたいお年頃向け”なの♡」
ふわりと装着された瞬間、乳房がやさしく包まれ、輪郭が静かに定まる。
脇から内寄せに押し上げられ、谷間がしっとりと深くなった。
「な、なんか……妙にリアルすぎる……」
「ふふ♡ もう“女の子の身体”なんだから、当たり前でしょ?」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
**「Eカップは“大きいけど下品じゃない”絶妙ゾーン♡ **
ブラの“カット”次第で、エレガンスにも小悪魔にもなれるのよ♡」
──♡──
数日後。
ツナギの前ファスナーが、胸に引っかかって途中で止まった。
インナーのTシャツに、うっすらとレースの模様が浮いているのに気づき、慌ててジャンパーを羽織った。
それでも同僚に「最近、姿勢よくなった?」と聞かれて──
「……う、うん。胸張ってるから……かな……」と、咄嗟に言葉が漏れた。
指先には、オイルのぬめりではなく、あの“黒レースのやわらかさ”が残っていた。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい!”
──♡──
【黒レースの奥で、女の感触が育っていく──Eカップのリアリティ♡】
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ツナギの下に隠れた“秘密のふくらみ”、そっと一緒に抱えてあげてくださいね。