第七十二話:花びらより、咲き誇るライン♡
『天女の優香さま』
第七十二話:花びらより、咲き誇るライン♡
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僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、淡いローズピンクのブラウスに、オリーブグリーンのロングスカート。
ブーケを束ねる指先は、花びらよりも柔らかく、茎の緑さえ艶やかに見せていた。
ひとつの花を持ち上げるだけで、胸の曲線と花弁が溶け合い、まるで身体そのものが花壇の中心に咲いているようだった。
光に透けた花弁と胸元の曲線が重なり、まるで一輪の大輪が彼女自身から咲き出すようだった。
──♡──
北原 直樹、22歳。花屋で働き始めたばかりのアルバイト。
水を換えたり、花を並べたりと地味な作業が多いけれど、心は不思議と満たされている。
色や香りで誰かを喜ばせられることに、小さな誇りを感じている。
だが最近は、花よりももっと鮮やかに目を奪うものを見つめていた。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「……えっ!? こ、このお店で……?」
「花を抱く胸元ってね♡ 自然と丸みが映えて……花瓶よりも艶やかになるの」
「そ、そんな……」
「質問♡ 赤いバラの情熱と、白い百合の清らかさ。どっちが好き?」
「……白い百合、かな……」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウウッ!!
ブラウスの胸元がふくらみ、花束を抱える腕にやわらかく沿った。
花弁の香りが胸の熱と溶け合い、空気までも甘やかに震えている。
胸の丸みが花の群れを押し上げるたび、ブーケは花瓶よりも美しい器に抱かれているように見えた。
「……ブーケが……軽く感じる……?」
「Cカップね♡ 胸のふくらみは、花を咲かせる仕草そのものになるのよ」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
ミントグリーンのサテンに、小花の刺繍を散らしたフルカップ。
花びらのように軽やかな布で、胸の形をしっとりと包み込む。
「これは“香りを抱く形”♡ 胸元が花以上の彩りを放つのよ」
「……花束を作る手が……女らしい曲線に……」
「ふふ♡ それが“女のブーケ”なの」
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(優香のオッパイ豆知識♡)
「Cカップは“花を支えるサイズ”♡ 胸の丸みが、花瓶の代わりに心を潤すの♡」
──♡──
(数日後。)
水を替えるとき、花瓶越しに胸の影が揺れた。
花を束ねる指先に、女の余韻が自然に流れ込んでいた。
「ブーケの仕上がりが美しいね」と先輩に言われて胸が熱くなった。
店先のガラスに映る立ち姿が、花よりもしなやかな線を描いていた。
“花屋の新人”でありながら、胸の丸みを花より鮮やかに咲かせていく自分を、胸の奥で甘く誇らしく感じていた。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい♡”




