第六話:白衣の奥に、秘密のふくらみ♡
『天女の優香さま』
第六話:白衣の奥に、秘密のふくらみ♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、白のロングカーディガンに、淡いブルーのワイドパンツ。
髪はゆるくまとめられ、片耳にきらりと光るイヤーカフがひとつだけ。
まるで“秘密を知っている人”みたいな、柔らかさと静けさの混じる雰囲気だった。
──♡──
斎藤 遼、31歳。町の小さなクリニックで働く内科医。
淡々と診察をこなし、必要以上に言葉は交わさない。
それでも、患者からは「やさしいけれど遠い」と言われることが多かった。
白衣を脱いだあとの“自分”が、いったい何者なのか──考えたことは一度もなかった。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「……え? あなたは──」
優香さんは、白衣の隙間にふっと視線を落とした。
まるでそこに、“まだ名づけられていない自分”が眠っているかのように。
「お医者さまって、白衣で隠してるけど……ほんとは、見られるのが好きなんじゃない?」
「な、何を言って……っ」
「質問♡ 赤いネイルと透明のネイル、どっちが好き?」
「……透明。派手なの、苦手で……」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
白衣の内側、薄布の奥でじんわりとふくらむ、あたらしいライン。
その重みはまだ軽く、それでもシャツ越しに輪郭が浮きあがってくる。
「っ……な、なんだこれ……ちゃんと……ある……柔らかくて……」
「Bカップね♡ “気づかれたい願い”が、ちょうど滲み出すサイズなの」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
アイボリーのシームレスブラ。ノンワイヤーで、ストラップは極細の透明タイプ。
肌の呼吸を妨げず、それでいて“輪郭”だけをそっと描くような構造。
「これは“無意識に自分を気にする”タイプのブラ♡ お医者さまにはぴったりね」
「……なんだろう。自分の胸の動きが、気になって仕方ない……」
「ふふ♡ それが“女の仕草”ってことなのよ」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
「Bカップは“感じられるサイズ”♡ 服の下でこっそり揺れるのが、いちばん罪なの♡」
──♡──
数日後。
白衣を羽織るたび、胸元に手を添える癖がついた。
患者の視線が自分の上半身にとまると、思わず背筋を伸ばしてしまう。
“見られる”という感覚が、いつの間にか、どこか心地よくなっていた。
聴診器を外す瞬間、胸がふわりと揺れたような気がして、息を詰める。
そのたびに、白衣の奥にいる“わたし”が、ほんのすこしずつ育っていく。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい!”
──♡──
【“白衣の下に揺れる自覚”──それがBカップの始まり♡】
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あなたの“視線”もまた、白衣の奥の誰かを目覚めさせているのかもしれません。