第五十九話:ダンベルより、弾むライン♡
『天女の優香さま』
第五十九話:ダンベルより、弾むライン♡
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僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、黒のスポーツブラに、グレーのレギンス。
ダンベルを持ち上げる姿は、筋肉よりもしなやかな“柔らかさの力”を映していた。
汗の粒が胸元をすべり落ちるたび、鏡張りの空間に弾む丸みが光を集め、鉄の器具さえ熱を帯びて見えた。
リズムを刻む呼吸が、ジムの空気全体を甘く揺らしていた。
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高坂 蓮、26歳。ジムで働くトレーナー見習い。
身体を鍛えることよりも、人の姿勢や動きを整えることに魅力を感じている。
けれど最近は、フォームの正しさよりも“目を奪うライン”に心を乱されている。
それはまるで運動以上の力で、日々を支配し始めていた。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「えっ……こ、ここでそんなこと……?」
「ダンベルを持ち上げる胸元ってね♡ 丸みが自然に浮き上がるのよ」
「そ、そんなこと……」
「質問♡ ランニングの軽やかさと、ヨガの静けさ。どっちが好き?」
「……ヨガ、かな……」
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「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウウッ!!
スポーツブラの下、胸のふくらみが弾み、汗の粒をやさしく撫でた。
ダンベルを支える手首に、不思議な軽さが走る。
胸の上下が筋肉の動きを包み込み、ただの負荷が“女の舞”へと変わっていく。
空気の流れまでも、胸のリズムに合わせて揺れているようだった。
「……腕が……自然に揃う……?」
「Cカップね♡ 胸の丸みは、身体の動きに流れるリズムを与えるの」
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「今日のブラジャーはこれね!♡」
チャコールグレーのスポーツブラに、透け感のあるメッシュを重ねたデザイン。
強さと柔らかさを同時に引き立てる、リフトアップ仕様。
「これは“汗を美しく見せる形”♡ 胸元の丸みが動きと一緒に輝くのよ」
「……ダンベルの上下が……軽やかに……」
「ふふ♡ それが“女のワークアウト”なの」
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(優香のオッパイ豆知識♡)
「Cカップは“運動を彩るサイズ”♡ 胸の丸みが、身体の動きを芸術に変えるの♡」
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(数日後。)
フォームを直すとき、胸の丸みが自然に背筋を導いた。
ランニングマシンの上で、自分の影がしなやかな弧を描いた。
「最近、動きが美しいね」と会員に声をかけられ、頬が赤くなった。
鏡に映る立ち姿は、汗よりも女の艶を帯びていた。
“ジムスタッフ”であるはずの自分が、鉄と汗の匂いより濃厚に“女のリズム”に染まっていく幸福を、胸の奥で甘く抱きしめていた。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい♡”




