第四十九話:カメラ越しに、ふくらむ視線♡
『天女の優香さま』
第四十九話:カメラ越しに、ふくらむ視線♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、黒のタートルネックに、キャメルのタイトパンツ。
首元にかけたカメラのストラップが、胸元をゆるやかに縁取っていた。
日差しの中で、まるでレンズの奥に“真実”を隠しているような瞳だった。
──♡──
関本 宏翔、33歳。フリーの風景写真家。
風の吹き方や光の加減で構図を変えるのが癖。
だけど最近、どんな被写体を見ても、どこか“線”がぶれて感じるようになっていた。
ファインダーの奥で、自分自身の姿がぼやけていく気がして──ちょっとだけ、焦っていた。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「えっ……いや、僕……そんな、突然……」
「レンズ越しに見る“女のライン”って、けっこうクセになるのよ?」
「……それ、なんかわかる気がします……」
「質問♡ 輪郭のシャープな構図と、ピントが甘くて柔らかい写真。どっちが好き?」
「……最近は、柔らかいほうを選ぶことが増えました」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
シャッター音のような高揚感とともに、胸元にふくらみが宿る。
Tシャツ越しに、自然とカメラのストラップが谷間へと滑り込んで──
「っ……なんだこれ、ファインダー越しの世界が、変わった……」
「Cカップね♡ 女の目線で、世界が一枚ずつ塗り替わっていくの」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
くすみピンクのソフトカップブラ。マットな素材で、透け感もなく自然な膨らみ。
ストラップは細めで、服の下でも目立たないデザイン。
「“見せないための見せ方”ができると、写真もセクシーになるのよ♡」
「……まるでカメラが、僕を“女”として撮ってくるみたいだ……」
「ふふ♡ それが“撮られる側の快感”なのよ」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
「Cカップは“映るサイズ”♡ ピントを合わせるたび、ふくらみが主役になるの♡」
──♡──
(数日後。)
撮影に出る前、ブラのラインを気にしてTシャツを選ぶようになった。
誰かに撮られる夢を見て、そのときの自分が、妙にきれいだったことを覚えている。
写真仲間の女性に「雰囲気が、まるくなったね」と言われた。
レンズの中に映る自分が、どこか“甘い色合い”になっていくのを感じた。
もしかして……もう僕は、被写体になりたいのかもしれない。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい♡”




