第四十八話:空をなでる、女の手綱♡
『天女の優香さま』
第四十八話:空をなでる、女の手綱♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、グレージュのジャケットに乗馬帽をあわせていた。
風になびくスカーフが、首元でさらりと揺れていた。
まるで高原の風と一体化したような、気品と自由をまとっていた。
──♡──
鷹取 一馬、30歳。地方の乗馬クラブで働くインストラクター。
昔は馬術競技の選手だったが、今は初心者相手のレッスンが主な仕事。
力よりもバランスを重視するようになってから、どこか“自分の中心”が曖昧になってきた。
──最近、とくに手綱の握り方に、変化が出ている気がする。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「え……あの……馬場でそれ言います?」
「ふふ♡ でもね……胸の動きって、乗馬のバランスにも関係あるのよ?」
「な、なるほど……って、そんなわけ……」
「質問♡ まっすぐ走る気持ちよさと、揺れながら進む心地よさ。どっちが好き?」
「……後者、かな。揺れてるほうが、なんか落ち着くし」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
胸元に、ふわりとした重さが宿る。
馬の歩みにあわせて、身体の軸がやわらかく揺れはじめる。
「っ……うそ……体が、上下に“合って”くる……っ」
「Dカップね♡ 走るたびに“女の体幹”を教えてくれるの」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
モカブラウンのハーフトップ。厚手のストレッチ生地でバストをしっかり包む。
縫い目が外側に配置され、乗馬の揺れでも擦れにくい設計になっている。
「“動いていい胸”を育てるには、守りながら揺らすのがコツなの♡」
「……これで乗ったら、馬と一緒に呼吸できそうな気がする……」
「ふふ♡ それが、女の手綱さばきなのよ」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
「Dカップは“リズムのサイズ”♡ 走るたび、女の芯が共鳴するの♡」
──♡──
(数日後。)
馬場の真ん中で、脚を軽く締めただけで、馬が素直に応じてくれるようになった。
自分の身体が“まろやかに”揺れることで、動きが伝わるらしい。
鏡の前でブラを整える指先が、少しずつ優雅になっていくのがわかった。
後輩の女の子に「先生、なんか丸くなりましたね」と言われ、思わず笑ってしまった。
たぶん僕は、馬の背でいちばん“女らしく”なっていってるのかもしれない。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい♡”




