第三十二話:照明より、胸が光ってた♡
『天女の優香さま』
第三十二話:照明より、胸が光ってた♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、黒いスーツにゴールドのブローチ。
舞台袖でライトチェックをしている後ろ姿が、まるでステージの主役のように輝いていた。
手元にあったペンライトを胸元に当てた瞬間──空気の質まで変わった気がした。
──♡──
真壁 啓まかべ・けい、35歳。照明デザイナー。
数々の舞台を手がけてきたが、「光が似合う人間」はそう多くはない。
なのに──優香に会ったその日、自分が何を照らしたいのか、はっきりしてしまった。
(……光源は、きっとあの人の中にある)
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「……っ!? 優香さん……それはあまりにも……まぶしすぎて……!」
「ふふ♡ スポットライト、わたしじゃなくて、自分に当ててみたら?」
「し、質問に答えろってことか……?」
「質問♡ 光を当てられるのと、自分で光るの。どっちが気持ちいい?」
「……自分で光る……!」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
肩から胸元にかけて、ふんわりとした膨らみが生まれた。
白Tの下に、やわらかな陰影と立体感が浮かび、スポットライトのように存在を主張している。
「……まぶしい……自分の胸が、こんなに……光るなんて……」
「Bカップね♡ いちばん繊細で、いちばん印象に残る光なのよ」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
ライラックグレーのシャインレースブラ。
肩紐のサテンは、動くたびにグラデーションのような陰影を生み、胸元を優雅に彩る。
「これは“照らされるためのブラ”♡ 誰かのスポットライトが、あなたの胸をもっと綺麗にしてくれるの」
「……な、なんだこれ……鏡の前が、まるで舞台だ……」
「ふふっ……可愛い反応。そういうの、大事にしてね♡」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
「Bカップは“光が留まるサイズ”♡ 揺れるよりも、そこに“いる”ことが美しさになるの♡」
──♡──
(数日後。)
ステージの明かりを調整していると、つい、自分の胸元を意識してしまうようになった。
光と影のバランスを調整しながら、胸のふくらみとラインを確認してしまう。
男だった頃にはなかった、“映える”という感覚が、なぜか心地よい。
その日から、毎朝ライトチェックを自分にもしてから現場に入るようになった。
自分が“照らされる側”になったことに、まだ少し、くすぐったさを覚えている。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい
もし、あなたの中にも小さな“光”が灯ったなら──
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優香さんも、そっと微笑んでくれるはずですから……♡




