第二十八話:深夜のモニター室で、密かに揺れるの♡
『天女の優香さま』
第二十八話:深夜のモニター室で、密かに揺れるの♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、ネイビーのジャケットに、黒のスラックス。
ガードマン室のモニター越しに現れたその横顔は、静かにほほ笑んでいた。
目が合っただけで、全身が“記録されてしまった”ような気がした。
──♡──
岸本 智樹・34歳・警備員。
深夜ビルの巡回担当。無線とモニターが相棒の静かな現場。
仕事中はひとりきりの時間が多く、最近は音もない空気に何かを感じる。
ただの気のせいだろう、と自分に言い聞かせる日々が続いていた。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「っ……! な、なんで……ここに……?」
「ふふ♡ 巡回中、ずっと胸のあたり気にしてたじゃない」
「……ちが……気にしてなんか……」
「質問♡ “見られる”のと“録られる”の、どっちがゾクッとする?」
「……録られる……かな……」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
制服の下、シャツの中央がふくらみを押し上げる。
硬質な空間に、ほんの少し──やわらかい質量が生まれた。
「な、なんだこれ……! 胸が……俺に……?」
「Cカップね♡ 夜の静けさに、女の輪郭が浮かび上がったの」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
ブラックグレーのモールドブラ。防犯ベストの下でも響かない、薄くて軽いデザイン。
アンダーのホールドはしっかりしていて、動いてもずれずに支えてくれる。
「これは“深夜巡回ブラ”♡ 静かな夜に、自分だけが知ってる秘密を守るの」
「……フィット感が、すごい……まるで、最初から僕のために……」
「うふふ♡ 胸ってね、つけた瞬間から“自分のもの”になるのよ」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
「Cカップは“モニター越しにちょうど映るサイズ”♡ 誰にもバレずに、ちゃんと記録されちゃうの♡」
──♡──
(数日後。)
夜勤明け、着替えのときにブラを外すと、すこしだけ寂しくなるようになった。
仕事中も、ときどき“あたる感触”を確かめてしまう。
鏡に映ったシルエットは、どこか見慣れたようで──それでいて、新しい。
誰にも言わない。でも、胸があるだけで夜の巡回がちょっと好きになった。
今夜もまた、胸に手をあててからドアを開ける。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい♡”




