第十七話:ひらひらスカート、音楽室の秘密♡
『天女の優香さま』
第十七話:ひらひらスカート、音楽室の秘密♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、黒いベレー帽に、ピアノの鍵盤柄のタイツ。
ひらひらと波打つプリーツスカートが、音楽室の光に揺れていた。
「ねえ、三和音って……どれが主役か、知ってる?」
そう言って、白鍵をひとつ、優しく撫でた。
──♡──
篠原拓実・18歳・高校生。合唱部の伴奏担当。
目立たない、けれど丁寧な演奏に、地味に女子人気がある。
けれど最近──
足を組んだとき、スカートの裾が“ちょっとだけ浮く”感覚を覚えてしまった。
(……いや、なんで、オレがスカート……?)
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「なっ……! えっ!? だ、誰……!?」
音楽室のグランドピアノの上に、優香さんはちょこんと座っていた。
その姿は、まるで音符の精のように、空気を震わせていた。
「質問♡ 好きなのは、メジャーコード? マイナーコード?」
「……メジャー……だけど、ちょっと切ないのが好き……」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
制服のブラウスが、胸元からふわっと膨らんでいく。
音楽室の静けさに、かすかな「ぴちっ」という布の音。
やわらかい重みが、そっと自分の胸に根を張る──そんな感覚。
「……っ、うそ……これが、オレの胸……?」
「Cカップよ♡ ピアノの音といっしょで、共鳴するの」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
レースとサテンのコンビ。色はミルクティベージュ。
ノンワイヤーで、でもちゃんと谷間ができる“乙女チューニング”仕様。
「これは“音楽室のためのブラ”♡ 鍵盤を押すたび、胸の奥も響くようにね」
「……なんか……ちょっと、歌いたくなる……」
「ふふ♡ 女の子の声って、胸の中心から出るのよ?」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
「Cカップは“響きのサイズ”♡
声にも気持ちにも、ちゃんとハーモニーが生まれるの♡」
──♡──
数日後。
ピアノの前に座ると、胸のふくらみが楽譜に軽く当たった。
それだけで、身体の重心が“新しい場所”にあることを知る。
奏でる音が、少しやさしく、少し甘くなっている気がした。
部室の扉が開いて、先輩が微笑む。「ねえ、今日の伴奏……すごく、女の子みたいだったよ」
僕は──ほんの少しだけ、うれしかった。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい!”
──♡──
【“奏でたい胸がある”あなたへ】
ハーモニーの余韻に包まれたら、ぜひブックマークと評価をお願いします。
次回は“スーツの下に、こっそりDカップ♡”かもしれません。