第十四話:火の中でも、女の子はふくらむ♡
『天女の優香さま』
第十四話:火の中でも、女の子はふくらむ♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、真紅のハイネックニットに、グレーのカーゴパンツ。
髪は低い位置でラフに結ばれていて、火照ったような頬には、淡い血色が浮かんでいた。
まるで“炎の中から来た女神”みたいに、熱をまとった美しさだった。
──♡──
榊直哉・28歳・消防士。
朝は筋トレ、昼は出動、夜はプロテイン。
「鍛えた肉体がすべてを守る」が持論だった。
けれど最近、“守ること”の意味を、少しだけ考えるようになっていた。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「な、なんだ……どこから入ってきた!?」
背後からの声に、反射的に構えた。
だが振り向くと、そこにいたのは──火よりも熱を帯びた、ひとりの美女。
優香さんは、微笑みながら、指をそっと唇に添えた。
「質問♡
“火照る”って、“熱い”と“恥ずかしい”──どっちの意味が好き?」
「……あ、あつい……熱い方……!」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
タンクトップの下で、身体の中央がじわりと膨らんでいく。
すうっと肌が引き寄せられるようにして、あたたかなふくらみが生まれた。
「っ……な、なんだこれ……!? やわらかい……のに、なんか……馴染んでる……」
「Cカップよ♡ “火の中でも、守られるやわらかさ”ってこと」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
濃いチャコールグレーのスポーツブラ。
通気性の高いメッシュ素材が全体に施され、しなやかな伸縮と、優しく包むフィット感が両立されている。
「これは“戦う女のブラ”♡ 熱も動きも、しっかり受け止めてくれるの」
「……こんなものを、僕が……?」
「もう着けてるわ♡ 似合ってるわよ、“現場のヒロイン”って感じで」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
「Cカップは“自信の形”♡ どんな動きも、ちゃんとついてきてくれるの」
──♡──
数日後。
シャツを着るとき、ふとインナーが心地よく馴染んでいるのに気づいた。
出動のベルに駆けだしたとき、何かがふわっと跳ねた気がした。
鏡の前で、自分の姿を確認する癖がついたのは、その頃から。
汗を拭くタオルの動きが、いつもより丁寧になっていた。
その一つ一つが、なぜか心地よくて──少し、熱かった。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい!”
──♡──
【今日も“ヒロインのブラ”で、現場が熱くなる──】
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優香さんの次の“火照り”が、あなたを待っています。