第十二話:ピッチにふくらむ、スパイクの奥の秘密♡
『天女の優香さま』
第十二話:ピッチにふくらむ、スパイクの奥の秘密♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、黒のスポーツジャケットに白いハーフパンツ。
軽やかなスパイクの音が、アスファルトの上にコツンと響いた。
まるで“試合前のマネージャー”みたいに、凛として美しかった。
──♡──
星野 陸、22歳。大学サッカー部所属。
ポジションはミッドフィルダー。俊足とスタミナだけが取り柄。
朝練、授業、筋トレ、そしてまた練習──それが毎日の日課。
恋愛は二の次、ボールがいちばん素直な恋人だった。
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」
「は……? な、なんですか、急に……?」
優香さんは、ピッチの隅に腰をおろし、水筒のフタを外していた。
そして、涼しげな目でまっすぐこちらを見上げてくる。
「質問♡ スパイクの色、赤と白ならどっち?」
「……白。きれいだし……好きかも」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」
──バシュウウッ!!
胸の奥に、“パスを受けた”ような衝撃が走る。
その熱は、スルーパスみたいに身体中へ駆け抜けていった。
次の瞬間──Tシャツの下、そこに“ふくらみ”が触れていた。
「っ……ぅ、な、なんだこれ……?」
「Cカップよ♡ 走ってもバレないけど、ちゃんと“揺れる”の。」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね!♡」
白のスポーツブラ。タンクトップ型で胸の丸みにやさしく沿う。
中央にピンクのステッチが入り、吸汗速乾でもふんわりした肌ざわり。
「これは“走ってもズレない、でもちゃんと女の子っぽい”スポブラ♡」
「……オレ、完全に“女の子っぽい”ってこと……?」
「ふふ♡ ピッチに立ったとき、気づくわよ。揺れてるの、ちゃんと──ね」
──♡──
(優香のオッパイ豆知識♡)
「Cカップは“気づかせるサイズ”♡ 見えなくても、走るたびに伝わるの」
──♡──
数日後。
洗濯カゴの中、ユニフォームと一緒に混ざっていた“白いスポブラ”。
誰かの忘れ物? それとも最初から“そこ”にあったの?
理由もわからないまま、そっと胸にあててみる。
ふくらみにぴたりと沿ったその感触が、妙に落ち着いてしまった。
そして気づけば、それを着けたまま──ふつうにピッチに立っていた。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい!”
──♡──
【ピッチに立つたび、揺れて伝わる“彼女のオッパイ”──♡】
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次の試合も、女の子として出られますように……!