第十話：その胸は、エプロンの下に♡
『天女の優香さま』
第十話：その胸は、エプロンの下に♡
──♡──
僕は今日、天女に会った。
その日の優香さんは、生成りのリネンエプロンに、うす桃色のワンピース姿。
髪はゆるくまとめられ、森のパン屋さんみたいな、あたたかな気配を纏っていた。
カップの棚にそっと手を伸ばす仕草すら、空気を甘くやわらかくする──そんな人だった。
──♡──
田中悠太・28歳。カフェ開業準備中の元営業マン。
退職してからは、ずっと“自分の居場所”を夢見て、内装やレシピと向き合っている。
最近は、レイアウトよりも制服カタログばかり見ている気がする。
ボタンダウンに白シャツ、チェックのスカート……（誰が着る前提で選んでるんだろ）
──♡──
「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない？」
「……へ？ ちょっと待って、今、何て……？」
優香さんは、なぜかカウンターの内側にいて──まるで最初からそこにいたみたいに自然だった。
背中で結んだエプロンのリボンを結び直しながら、微笑を浮かべる。
「質問♡ エプロンは“胸当てあり”と“腰巻きだけ”、どっちが好き？」
「え、ああ……胸当てありの方が、なんかこう、ちゃんとしてて……」
──♡──
「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね！♡」
──バシュウウッ！！
ぴしゅっ、と軽やかな音とともに、胸元の奥がふわりと熱を帯びた。
エプロンの下──シャツの内側に、やわらかなふくらみがそっと宿る。
動くたび、それがほんのり揺れて、“そこにある”ことを知らせてくる。
「っ……な、なんだよこれ……動くたびに、胸が……」
「Cカップね♡ エプロンの奥で、いちばん映えるサイズなの。」
──♡──
「今日のブラジャーはこれね！♡」
カフェモカ色のシンプルなTシャツブラ。ほんのり甘く、でも媚びない色合い。
薄手のモールドカップが胸をやさしく支え、エプロン越しにも響かない繊細な設計。
「これは“働く女の子の制服下着”♡ 隠れてるけど、心はずっと女の子なの」
「……これ、着けるの？ 本気で？」
「着けるの♡ だって今日からあなた、“このお店の看板娘”なんだもの。」
（か、かんばん……むすめ……？）
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（優香のオッパイ豆知識♡）
「Cカップは“なじむオッパイ”♡ 服の中で揺れながら、“女の体”に溶け込んでいくの」
──♡──
数日後。
開店準備を手伝ってくれていた友人が、ふと僕の背中を見て言った。
「なあ悠太……なんか最近、立ち姿が“女の子っぽい”っていうかさ……」
「えっ！？ そ、そんなこと……」
でも、カウンターの中でコーヒーを淹れるとき──
いつの間にか、胸元をそっと押さえて、姿勢を整えている自分がいた。
──♡──
完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい！”
──♡──
【制服の下で、秘密のふくらみ──Cカップは今日から看板娘♡】
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あなたの心にも、そっとやさしい“女の子の気配”が届きますように。
