ただ幼馴染の彼女といちゃいちゃするだけのお話
最近幼馴染のざまぁがかなりみられたので、たまにはお砂糖補給も。
「ゆーくん!今日も一緒に帰ろう!!」
僕、赤崎祐樹には幼馴染の彼女、横山奏がいる。幼稚園のころから家族ぐるみでの付き合いがある。奏は快活な女の子でとってもかわいい。持ち前の明るさからクラスメイトだけでなく、教師からの印象もいい。当然、もてないはずがない。、、、もてないはずがないのだ!!今までにも沢山の人が奏と付き合いたいという噂を聞く。だからなのか、奏と廊下を歩くたびに恨めしそうなそんな目で見られる。僕にはもったいない彼女だ。だけど、僕と二人きりになった時の彼女はいつもの彼女とは一味違う。それはーー
びっくりするぐらい甘えてくるのだ。
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「ゆーくんのお布団からいい匂いがするよぉ…もうこれ癖になっているよぉ……」
「それいつもいっているじゃん………」
僕の部屋にきた奏はまず僕のベットに飛び込む。それからすりすりすりーーーっ!とハムスターのように頬ずりをする。奏が帰った後の布団からはいつも女の子のにおいがする。昔はどこか緊張で一睡もできないということがあったが今では慣れたものだ。1時間ぐらいで寝れるようになった。
たっぷりと僕のお布団のにおいを吸収した奏は、僕の胸板にも飛び込んでくる。
「わぁーーーーい!生ゆーくんだぁーー!すんすんすん……ふわぁぁぁっ!生ゆーくんから、ゆーくんのいいにおいがするっーー!」
奏は、鼻をすんすんすんとさせた後、僕の首元に口を付ける。柔らかい口のむにゅっていう感触がじかに伝わる。
「んんっ……んっ……じゅるっ…ごくっ。あむあむあむあむ……………」
「ちょっ………奏………くすぐったいよ。」
「仕方ないじゃん。ゆーくんがおいしすぎるのが悪いんだから。」
そういって、奏はふふって笑った。僕もつられて笑ってしまう。奏といるとどこか安心してしまう自分がいる。
「ねえ、ゆーくん。ゆーくんってあまり積極的じゃないよね?」
「そうかなぁ………?」
「もしかして、まだ私とこういうことするの恥ずかしがってる?」
図星である。行為自体には今でもドキドキさせられている。奏が密着してくるたびに心臓の鼓動がはやくなっているのをばれないように必死なのだ。でも、気恥ずかしさもあり、答えることができずにいると
「えーーーっ。私ばっかり積極的なのはちょっとさびしいなー。ねえゆーくん。今日はゆーくんからしてくれない?」
そういって、奏は僕の前に自らの唇をさしだしてくる。ピンク色のぷっくらしたものに目が釘付けになる。顔を見ると、奏はもう目をつぶっている。やるしかないのか……
「本当にするよ?いいの?」
「…………」
奏は答えない。その代わり顔をさらに突き出して、キスをせがんできた。逃げられないと悟った僕は覚悟を決めた。
「んっ………くっ、あっっ、じゅる………れろ、ちゅううううううう………」
距離がゼロになった瞬間、彼女の舌が僕の中を這いずるように蹂躙していく。舌同士が絡めあうのはもちろん、歯の裏側まで舐めとられる。
「じゅる、じゅるるる、れろ、んっんっ、じゅる、れろ………」
いつの間にか奏が抱き着いてきて、僕も抱きしめ返していた。奏はとっても温かった。体中で交じり合うことで僕に奏が流れ込んでくるような気がした。やさしくて、愛おしい奏の味。どんどん自分があつくなってくるのを感じる。
「れろ……んっっ、ちゅううううう、ぷはっ」
長い口づけが終わった。でも、二人の距離は同じままだ。いつまでもこのあたたかみを感じていたい。そういう気持ちにさせられる。そして目と目があう。
「ふふっっ………」 「んっ、んん………」
奏はこれでもかってぐらいまぶしい笑顔だった。
「んっ!ゆーくんおいしかったぁーー!たまにはゆーくんからやってもらうのもいいねっ!」
「勘弁してくれ………こっちはとても恥ずかしかったのに………」
「じゃあ、ゆーくんは彼女である私に恥ずかしいことをさせているんだぁーーっ!うわぁーー!ゆーくんさいてーーーっっ!」
そういいながら奏は僕を押し倒し、腕、足を僕にからませた後、またキスをしてくる。さっきもだったが、奏のキスは非常に情熱的だ。なすがままにされる僕は男としてどうなのか度々不安になる。
そこから奏の猛攻撃は留まるところがなく、僕に襲いかかってきた。そして、気づいたら、家族が帰ってくるじかんになっていた。
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「で、なんで僕のベッドで寝ているの?」
「いいじゃない、いいじゃない!細かいことは気にせず気にせず………」
あろうことか、まだしたりなかったらしい奏は、お勉強の教えあいっこを理由に僕の家に泊まることを僕の母親に提案し、決定した。僕たちの親は僕と奏がつきあっていることを知っている。ていうか、奏が公言している。そのせいで、母親からは
「どうぞごゆっくりーー」
といわれる始末だ。家も近くであることから、着替えもすぐにもってこれるので、奏が泊まるのには障害がないといっても過言ではない。
「ねえねえ、この下着かわいいでしょーーっ。ほらほら、ゆーくんのためにつけてきたんだからみてよーー」
「いきなり下着をみせないでよっ!」
そういいつつも、つい見てしまう。黒色でレースががついている。黒色はいつもの奏からは考えられないような色だ。大人っぽさを感じる………じゃない。何僕は下着に目を移らせているんだ………。これじゃ、変態だって思われて………
「あーっ!ゆーくんが私の下着をみてるーーっ!えっちだなぁーもおー。」
見た僕が悪いのかもしれないけど、ちょっといらってきた。大体そっちが見せてきたのにどうしてそう言われなければならないんだ………。
「そんなに興味があるならぁー。別に触ってもいいんだよぉ?私彼女だしい?ふふっ!」
そんなこと言うならもういっそ触って………なんてことはできなかった。僕はどうやらまだ奏の掌の上で転がされる運命にあるようだ。いつか、奏をリードできる………そんな男になりたいとこの時僕は強く願った。
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「んんっ、んん………?」
突然目が覚めた。まだ辺りは暗いままだ。顔を横に背けると、
涎をたらして幸せそうに寝ている奏がいた。
すぴーとかわいい声をだしながら僕の腕にしがみついている。間近にある奏の顔に思わず魅入ってしまう。
「かわいいなぁ………」
こんなにかわいい幼馴染の彼女を持てて僕は幸せ者だ。こんな日々がずっと、ずうーーっと続けばいいなぁって思っていると、いつの間にかまた眠気に襲われた僕はすぐ寝てしまった。
部屋には二輪の花が寄り添うように咲いていた。
ここまでお読みくださりありがとうございました!!よろしければ評価を!評価を!なにとぞよろしくお願いしますっ!!
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ちなみに当初は濃厚〇ッキーゲームを書く予定でした。おそらく奏が一気に食い尽くしにかかると思いますが………w
それでは!!