表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

引退した怪盗は何を憂う?

怪盗の必須条件はモノクルでも変装でも無く、美学だと私は思います。




私は、怪盗ゼロは引退した。

取り敢えず悪さする連中の財布は粗方空に出来た。

もう、意味はない。


しかし、俺の模倣犯が流行りだし、そうも言えなくなった。

怪盗とは名ばかりの暴徒が蔓延した原因は俺にある。責任を取る。

僕は新たに『怪盗分析家』と名乗り、警察に協力を打診した。

「怪盗ゼロ」の名前を出して。


最初は僕の提案を躊躇っていたけど、『僕を捕まえられない事』・『試しにやったアドバイスが効果的だった事』。

この二つが功を奏した。


俺様を否定出来やしねぇ。

アイツらに俺様以上に偽怪盗潰しは出来ねぇ。

そういう訳で俺様は偽怪盗を潰す仕事をする事になった。





俺はあくまで美学を持ってやる気だったのに………………まぁ、それは良い。



「チクショー!なんで捕まった⁉」

当り前だ。

某がどれだけ盗んできたと思っているんだ?




大怪盗時代を始めたのは私だ。




なら、俺の手で終止符を打つ。


偽の怪盗達を捕まえる。





偽怪盗達の自由を根こそぎ奪うのが吾輩の最後の仕事だ。

待っていろ。偽怪盗。










真の怪盗、ゼロから逃れられる者はゼロだ(居ない)


これにて完結です。

同時に他の作品も完結させているので良ければそちらも読んで頂ければ幸いです。


連載作品も読んで下さったら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ