ルールを決めるということの難しさ
昨日から今日にかけての
日本VSポーランドのサッカーの試合では、
後半の日本のパス回しにいろいろな意見が出ている。
日本の戦術に対して批判も多いが、
それは間違っていると思う。
批判をするのであれば、そういったことを可能にしたFIFAにすべきではなかろうか。
FIFAは今回のグループリーグの第3ラウンドはいずれの組も同時刻の開催としている。
決勝トーナメント進出がかかる中、ライバル国の結果が先に分かっていては、
興が削がれるというのが理由だったと思う。
おそらくFIFAの中では、
同時刻開催とすることで十分な試合の質が保たれて熱中できると考えたと思われる。
しかし、実際の日本VSポーランドの試合では、興が削がれるプレーが見られた。
同時刻に開催されているコロンビアVSセネガルの試合の情報が、
監督に筒抜けだったからである。
ここで考えるべきは、FIFA側がどこまで想定できていたかということだ。
①今回の日本VSポーランド戦の事態が起こることも想定していた
②同時刻に開催することでそういった対策はできていると思っていた
①の場合であれば、特に問題はない。
「同時刻にやっても通信機器等を用いればおおよその様子とか分かっちゃうよね。
でもそれぐらいは、いいや。」
と思っていたなら、問題はない。
ただし、
②のような考え方だとしたら、
想定が甘かったということになる。
それこそ選手や監督、スタッフの通信機器を預かるという形にすべきだったと思われる。
そういった対策を取っていないのであれば、
競技者はルールを守ったうえで自身が考える最善の策を
講じることになるのは至極当然なので。
だから批判するとしたら、日本ではなくFIFAである。
偉そうなことを言っているが、
私もいろいろなイベントや大会の運営等に携わる機会があるので余計そう感じるのだ。
実際のイベントや大会ではほぼ必ずルールに書かれておらず判断に迷う想定外のことが起こる。
そこでクレームが入った時には、
「普通に考えれば」とか「常識的に」という言葉は通用しない。
なんせルールにないことを、道徳的に裁くという曖昧なことはできないからである。
それでもどうにかしないと進行できなくなるので、
謝罪して我慢してもらうことが多い。
後味は非常に悪いが。
事前に想定外のことが無いようにいろいろと検討するのだが、それでも想定外は起きてしまう。
だから難しいのだが、でもそれも楽しみの1つでもある。
話を戻すが、
FIFAは今回の
日本VSポーランド戦を実例として、
「興が削がれたなー」と感じていた場合には、
次からは関係者の通信機器を預かる(試合中に使用が判明したら罰則)ことが対策の1つである。
ま、FIFAがどう思っているかは知らないが、
私自身、興が削がれたと思っているので、
できたらルールに追加してもらいたいものでもある。
そんなこんなで、
なんで普段の作品では、
「豚になりたい」とか「豚鼻が好き」とか「ブス専」とか「鼻フック」とか書いてる変態が2作続けて割と真面目なエッセイを書いているのかというね。
ま、夏で暑いから頭がおかしくなってるのでしょう。
今も汗をかきながら打ち込んでました。