1/3
──鎖の在処は?
作者の好みを詰め込んだだけの、
自己満小説です。笑
私の人生は、いつから私のモノじゃなくなったのだろう。
どうして、人間はわざわざ愛という鎖に縛られてしまうのだろう。
「ほら。起きて。」
唇に落とされた彼の薄い唇。
私の顔にかかる細く柔らかい髪。
「華摘……おはよう。」
少し明るい茶色い瞳。
心地よく心に響く声。
「ん……奏紀……。」
眠たい目を擦りながら、上体をゆっくりと起こす。
あぁ。また一日が始まってしまう。
私は、佐竹華摘。
今、私は…………
日下奏紀に、囚われている。
奏紀と出会ったのは、大学に入ってからだった。
親元を離れ、県外の国立大学に通うことになった私は、初めての一人暮らし、初めての世界に大きな希望と不安をもって大学の入学式に参加していた。
同じ高校からの友達はおらず、入学式の後も特に幼児はないので、部屋の荷物の整理をするために急ぎ足で新入生歓迎のサークルの勧誘の渋滞をすり抜けようとしていた。




