旅4
朝、目が覚めて、たらいに湯を張り、歯を磨き、顔を洗い、髭を剃る。スエットと服を籠に銀貨と一緒に入れる。その間、猪の骨と格闘していたフェンとリル。おいでと声をかけたらダッシュで来る。2匹を撫でまわして下に食事に行く。コリンちゃんに声をかけて空いてる席に座る。
すぐに朝食が運ばれてきた、今日の朝食はサラダと目玉焼きが3つ、分厚いハムを焼いたものスープと食べ放題のパンだ、最近は毎日歩くだけだからパンは食べなくてもお腹いっぱいになる。お腹いっぱい食べて、兎の肉をもらって2階に上がる、2匹はドアの前で待っててもうお座りをしている。苦笑しながら餌入れに兎の肉を入れて待てと良しをする。2匹はがっつきながらご飯を食べる。そんなにお腹が空いていたのか、夜中に少しだけあげようかな、食事を終え食休みをしながらぽっこりお腹を見てそう思った。
食休みを終え旅の続きを開始する。昨日の場所まで転移で飛び旅を続けた。相変わらずフェンとリルは性格の違いを見せながら後を着いてくる。もちろん自分を含め2匹にはバリアを張ってる、後、フェンには葉っぱとか変なものは食べないように言った。何故か食べるイメージがして。フェンが何かに気を取られて遅くなるとリルが呼んでフェンが走ってくる。この繰り返しだ。リルはいいお姉さんだな。
最初の休憩で水を飲みながら猪の骨で遊ばせる、投げると引きずるように持ってくるようになった。面白くなって何度も投げてたらフェンの方が先にへばって俺の足元で丸くなって寝てしまった。リルを見るとウトウトしながら骨と格闘している、ダメだ遊びすぎた2匹とも抱っこして歩かないと。2匹を腕に抱え歩きながら子育ては大変だなあと思った。
マップは常時出しているので何かがあればすぐにわかるようになってる。何かあっても魔法があるから抱っこしたままでも大丈夫だとは思ってる。
しばらく歩いてたら2匹とも起きだして歩かせた、お昼の時間までは起こしておかないと。どうせ食休みで少し寝るから。
2時間位歩いてお昼にしようと草が伸びてる場所を風の魔法で草を狩りそこに座って食べる事にした。
まずは俺からだ今日のお昼はスープとトード焼きとパン。2匹には猪の肉を切ってあげる。待てと良しでがっつく、それを見ながら俺も食べる事にした。パンにトード焼きをはさんでマヨネーズをかけて食べる。美味い。2個食べて満足した。フェンとリルは先に食事を終えパンパンになったお腹を見せて昼寝をしていた。野生はどこに行った。食休みで水を飲んでいたら起きだして今度は遊びたいらしい。猪の骨を投げて持ってくる遊びをしてたらリルも起きて参戦してきた。骨を持ってきてわしゃわしゃされるのが好きみたいで必ずそれを要求してくる。可愛いからするけど、遊び過ぎてまた昼寝タイムに入ってしまった。また抱っこして街道を歩くことになった。すぐ起きたから下ろして歩かせる。
次の休憩では水を飲ませるだけにした、先にも進まないとね。
夕方まで歩いて転移で宿に戻る、宿に戻る前に浄化をかけて宿に入る事にした土ぼこりや草まみれだからね。
きれいにして宿に入る部屋に戻ってお風呂に行ってくるから大人しくしとくように言ったら鳴きだした。フェンとリルも行きたいのか聞いたらキュンと吠えたので連れて行く事にした。家に転移で行ったらお風呂場を覚えたのか、自分たちでお風呂場の前に座って待ってた。湯船にお湯を張り先に2匹を入れる。確かシャンプーは毎日しなくてもいいんだっけ、お湯で全体を洗った後2匹のお腹の下から手を入れて湯船に浮かせる。犬かきをしながら楽しそうにバシャバシャしている。ある程度遊ばせたら湯船から出して体を拭いてドライヤーで乾かす。その後部屋でごろんと丸くなって寝たのを見て自分もお風呂に入る。湯船に浸かりながら明日はもうちょっと進めたらいいなと思った。でも急いでる訳じゃないから別にいいかなとも思う。遊べる時間が今だけなら休憩を多めに取ってもいいか。そうしよう。次の街に急いでいくよりもこっちの方が楽しいしね。決まったら楽しくなってきた。お風呂から出て宿に戻ってまだ寝てる2匹をペット用ベットに入れて1階に夕食を食べに下りた。
今日も人がいっぱいで混んでるコリンちゃんに声をかけて空いてる席に座る。すぐに夕食が来た、今日の夕食はスープと何の肉かわからないステーキと肉いっぱいの野菜炒め、食べ放題のパンだ。野菜炒めにマヨネーズをかけてパンにはさむ。美味い癖になる美味しさだ。それを見ていた冒険者の人達も真似し始めてあっという間にパンが無くなりそうになってた。
食べ過ぎたお腹を抱え、コリンちゃんから兎の肉をもらい部屋に戻る。2匹はまだ寝ていたが、肉の匂いがしたのか鼻をひくひくと動かして起きてきた。兎の肉を見て起きた瞬間から喜びマックスだ。飛び跳ねて喜んでる2匹に待てと良しをして食べさせる。がつがつと餌入れを押しながら食べる姿は可愛い、食事が終わったら猪の骨で遊ぶ、犬キックも様になってきた気がする。
猪の肉が無くなったら次は魔物の肉を食べさせよう、野生なら親が魔物を狩ってくるはずだ、いつまでも動物の肉をあげてたら体調を悪くしそうだ。
それにしても、魔物は魔素の少ない場所には下りてこれないって、ことを聞いた記憶があるけどなぜ2匹は大丈夫なのかな、体調が悪そうにも見えないし。体調が悪くなる兆しがみえたら魔物がいる森に連れて行ってみよう。それまでは様子見だな。喋れたら色々聞けるのだけど、大人になるまでは出来ないのかな。とりあえずその辺は気にして見て行こう。
骨を投げてと持ってきたフェンに建物の中では出来ない事を教え、投げない代わりにジャンプして届くか届かないギリギリの高さまで持ってジャンプさせて遊んだ。リルも加わって楽しかった。
骨を取らせてまたガジガジ犬キックをしてるのを見ながらビールを飲んだ。
ちなみにガジガジ犬キックは2匹が力尽きて骨を抱えたまま寝るまで続けられた。
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