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インフルエンザにかかりました。みなさんは体調に気を付けて下さい。

 朝、目が覚めてたらいにお湯を張り歯を磨き、顔を洗い、髭を剃る。昨日着てた服は籠に銅貨と一緒に出す。朝の混雑が終わるまでは部屋で待機する。1階が落ち着いて来た所で下りてコリンちゃんに声をかけて空いてる席に座る。それほど待つことなく朝食が運ばれてくる。今日の朝食は厚切りベーコンとサラダ、スクランブルエッグと食べ放題のパンだ。サンドイッチにして食べたら、食べ過ぎた、げっぷが出る。食休めをしてる時にコリンちゃんに旅に出る事と転移の魔法があるから夕方には戻ってきてここで寝る事を伝えて宿分の金貨4枚を払った。次の落ち着く先が出来るまでよろしくと言ったら何故か泣きそうになってた。すぐにはそんなとこ見つからないからと言って慰めたら元気になった。

食休みも終わり、1度ギルドに行ってここを出る事を伝えに行こうと思った。こういうのは伝えた方がいいよね。




 ギルドに着いて受付に旅に出ますと伝えた。何所に行くのかを尋ねられたが決まってないと答えた。それでは決まったらそこのギルドに報告して欲しいと言われた。何でも冒険者の把握の為だそうで別に面倒でもないのでいいですと答えた。ギルドの用事はこれで終わった。後は露店街に行って色んな食べ物を買いながら南門に行くだけだ。




 露店街で色んなものを買ったスープも串焼きもトード焼きもオーク肉のステーキもパン屋ではパンも買ったしばらく食事には困らない位の量を買い南門に向かった。

 南門でギルド証を出し門をくぐる。

 さあ、ここから旅の始まりだ。最初の行き先はダラムの街だ、前は馬車で移動だったから2日だったけど、歩いて行けば3日位かな、期限はない旅だからのんびり行こう。




 歩きながら道の修復をしている、結構なデコボコがあって歩くのには支障はないが馬車だとこれがお尻に響く、あの時は回復魔法にお世話になりました。

 さっきから馬車は通るけど人が歩いてるのはまだ見てない、時間帯が違うのかな。ゆっくり出てきたし。まあ人の事を気にしてもしょうがない。自分のペースで歩こう。

 2時間歩いた所で少し休憩をとる事にした。カップに水を入れて飲んでいたら馬車が近くに止まった。


「どうしました、ダラムまでですけど乗っていきますか」


「いえ歩いて行くので大丈夫です」


「そうですか、気を付けて」


「ありがとうございます。そちらこそ気を付けて下さい」


 優しい人だったな、商人かな。護衛らしき人もいたからきっとそうなんだろうな。




 休憩を終えまた歩く。マップは出しているけど人の往来が多いせいか動物も近くにいない。もちろん何があってもいいようにバリアは張ってるし。エアガンはベルトの前の方にはさんでる。この街道、ダラムの街まで村を3つ横切るけど街道沿いじゃないし行く必要はたぶんない。ここは比較的安全だから野営も街道で出来る。熊とかの動物が出たり盗賊が出るような街道だと少し時間がかかっても村まで行くらしい。ここは盗賊も何年かに1回とかしか出ないような安全な道らしい、ギルドの受付のお姉さんが言ってた。

 歩きながら考え事をしてるせいか結構進んでる気がする。大きなデコボコも均しながら歩いて行く。

 やっと馬車で来た時の休憩場所に着いた。ここでお昼にしよう。今日のお昼はスープとオーク肉のステーキとパンだ。肉の匂いに釣られてきたのか動物が3匹近づいてきてる。でも2匹は小さい。子供かな。

 ガサガサと茂みをかき分けて出てきたのは狼の親子だった。少し考えて前の試験の時にモリーさんが捌いてくれた兎があった事を思い出してそれを親の前に投げる。匂いを嗅いで大丈夫だと思ったのか咥えて小狼と茂みの中に入っていく、いい事をしたのか、余計な事をしたのか。いい事をした事にしとこう。

 お昼を終えて食休みを取ってまた歩きだす。デコボコを均し、街道に落ちている大きな岩を砕いてならし、夕方になるまで道の補修をしていた。





 夕方になったのでいったん宿に戻って部屋に行く。家に転移で戻って風呂に入る。今日は疲れてないけど風呂に浸かるのは疲れてなくても気持ちいい、心の底から出る息を吐き出してゆっくり浸かる。

 ゆっくり、のんびり風呂に入った後、部屋に戻って氷を作り風を循環させながら涼む。ついでとばかりにビールも開ける。やっぱ風呂上がりにはこれだよと言わんばかりにぐびぐびと飲む。夕食の事考えたらこの1本で止めとかないとご飯が入らなくなる。

 1階が落ち着くのを待って下りてコリンちゃんに声をかけて空いてる席に座る。程なくして夕食が運ばれてくる。今日の夕食はトードが入った野菜炒めとオーク肉のステーキスープと食べ放題のパンだ。ステーキが昼とかぶった。まあいいかこっちの方が美味しいし、食べ過ぎないよう注意して食事を終えた。

 食休みを取ってるとコリンちゃんが、今日はどの位進んだのか聞いて来た。そんなに進まなかった事を話したら急に笑顔になった。歩いてるからそこまで進まないからと説明し、納得してもらった。

 食休みを終え部屋に戻って涼みながらビールを飲んだ。まだまだビールが美味しい季節だ今日は星を見ながらそれをつまみに飲もう。

読んでくれてありがとうございます。

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