表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/68

ミリアに街10

 朝、目が覚めてたらいにお湯を張り顔を洗い、歯を磨いて髭を剃る、スエットから普段着に着替えて出かける支度を終える。昨日来てた服とスエットは部屋に付いてる籠の中に入れて中に銀貨1枚入れて置く。そうすれば夜までには洗濯してベットの上に置いといてくれる。服は1着分、銅貨5枚だ、2着分入れて置くから銀貨1枚。浄化の魔法があってもやっぱり洗濯はするべきだと思った。

 支度が終わって1階に朝食を食べに行く、


「おはようございますヤタさん」


「おはようコリンちゃん。今日も洗濯お願いね。籠の中にお金入れといたから」


「はい、わかりました。また夜までにはベットの上に置いておきます」


「よろしく頼むね」


「はい、任せて下さい。今、朝食をお持ちしますね」


「よろしく」


 今日の朝食はサラダと分厚いベーコンと茹で卵とパンの食べ放題。どんだけ卵好きが多いの。茹で卵まで食べ放題にしちゃうんだ。

 朝食を食べ終えて、食休み中に自分のギルド証の預金の残高確認する。いま金貨170枚か、もう少しで目標を達成するな。今日も頑張ろう、気合いを入れてギルドに向かう。




 ギルドに着いた。今日もオークの討伐依頼を受ける。受付で今日も大蜘蛛の討伐も頼まれた、それも快く受ける。

 北門に向かいながら、風呂付の部屋に引っ越したいなとか考えてたらすぐ着いた。


「おはようヤタ、今日も討伐か」


「おはよう、今日もオークの討伐に行ってきます」


「大蜘蛛も討伐してるんだろ、噂になってるぞ」


「どんな噂ですか」


「期待の新人がソロで大物ばかりを大量に狩ってくるって」


「何ですかその怖い噂は、俺はちょこちょこ狩ってくるだけですよ」


「噂なんてそんなもんだよ、まあ怪我をしないように気を付けろ」


「ありがとう、じゃ、行ってきます」


 噂って怖いな、絶対俺の事じゃいよ。他の誰かと間違えているんだな。

 森の入口まで歩いてマップを開いて獲物を探す。森を少し行った所にオークが10体いる、まずはそこから行こう。




 獣道を歩いていくとオークが獲物を漁ってる。チャンスだこのまま雷の魔法で倒そう。

 頭の上に雷の魔法を落として倒していく。動かなくなったらアイテムボックスに回収する。

 次は1時間歩いた所にオークが10体いる、そこに行こう。

 獣道を歩き、茂みをかき分けてオークのもとへ向かう、いた、どこかに向かって歩いてる最中だこのまま倒そう。

 頭の上に雷の魔法を落とすと、一斉に倒れる。動かなくなったのを確認してアイテムボックスに回収する。

 次はどこに行こうかな、昨日の女郎蜘蛛の所また大蜘蛛がいる、数は10匹か、女郎蜘蛛はいないみたいだけど倒しに行くか。

 近くの茂みまで転移で飛んで、周りを見てみる。昨日あった糸は無くなっていて歩きながらおびき寄せる事が出来そうだ。

 マップで確認しながら、バリアを張り大蜘蛛の下に歩いて行く。

 音もなくスルスルと近づいてくるのをエアガンで撃ち落とす。暫くピクピクしてるけどすぐ動かなくなる。女郎蜘蛛の時みたいに一斉に襲ってくる事は無い1匹ずつ倒していけばいい。先に全部倒して動かないのを確認してからアイテムボックスに回収する。

 少し早いけどお昼にしようかな。昨日お昼を食べた場所まで歩いて移動する。

 今日はトード焼きとパンにしよう。パンの間にトード焼きをはさんでサンドイッチ風にして食べる。2個食べて満足した。

 食休みを取りながら、この森のまだ行ったことない場所の獲物をマップで見る。

 獲物自体はオークが多いけど大蜘蛛もバジリスクもいるし、まだ確認した事が無い魔物もいる。鑑定で見てないと名前は出ないのかな。気になるけどやっかいな獲物だったら嫌だな。

 取り合えず行ってみてから考えるか。

 まずはオークの所からにしよう、ここからも近いしね。



 獣道を歩きながら、体の疲れが全くない事に驚いた。最近は山歩きばかりしてるからか体力が付いたかもしれないな。

 そんな事を考えながら歩いていたらオークの所に着いた。数は15体、ジャイアントオークもいる。いつもの倒し方でいこう。

 ジャイアントオークをエアガンで撃って、周りが慌ててる間に雷の魔法を落として倒す。

 動かなくなったのを確認してからアイテムボックスに回収する。




 次はバジリスクが近いな、そこに行こう。茂みをかき分けながら進むと動いてないバジリスクが4体いる。石像のように固まってるみたいだ。何故か不気味感が漂う。バリアを張って、頭の上と尻尾に雷の魔法を落としながらエアガンを構えとく。4体ともあっさり倒れる。動かなくなったのを確認してからアイテムボックスに回収する。バジリスクとは、いつも緊張する。すごい勢いで走ってくるからかな。




 次は大蜘蛛かここからだと少し遠いな数は15匹か、女郎蜘蛛はいないみたいだし、今日最後の狩りにしよう。

 1時間ほど歩いて森の奥に移動した。ここもバリアを張りながら1匹ずつ倒していこう。

 音もなくスルスルと近づいてくるのをエアガンで撃ち落とす。暫くピクピクしてるけどすぐ動かなくなる。全部倒し切ってからアイテムボックスに回収する。今日の討伐はここまでにして、明日ここから始めよう。

 転移で森の入口まで飛んで北門まで歩く。


「お疲れ、今日はこれで終わりか」


「はい、思ったより討伐出来たので今日はこれで終わりにします」


「じゃあ、また明日だな」


「はい、また明日も来ます」


 門番と別れてギルドに向かう。




 ギルドに着いた、今日も解体依頼の奥の部屋に直行させられる。


「今日の獲物を全部出せ」


 どっかの盗賊みたいな言い方しなくても。


「これが今日の討伐分です」


「今日は大蜘蛛が多いじゃねえか」


「巣に2度あたったので全部討伐してきました」


「これは状態もきれいだし腕が鳴るな。仕事にかかるから1時間したらまた来い」


「では、宜しくお願いします」


 引換の札をもらって近くのテーブルで時間をつぶす。

 お金が貯まったら部屋を借りる事を考えていたけど、よく考えたら掃除や食事も自分でしないといけないよな。それってはっきりいってめんどくさいな、あっちの家の掃除も最近はやってないし、やっぱり今のまま宿暮らしが都合がいい。考えがまとまった。丁度1時間たった。

 札を持って解体依頼の所に行く。


「おう、出来てるぞ。いい仕事が出来た、明日も頼んだぞ」


「わかりました、ありがとうございます」


 札と依頼達成の紙をもらう。それを持って受付に行く。


「達成数オークが34体、ジャイアントオークが1体、バジリスクが4体、大蜘蛛が25匹、状態も良好、本日も肉も魔石も含めて全てギルドが買い取りでよろしかったですか」


「お願いします」


「それでは、達成金です」


「全額預金でお願いします」


「承りました。ギルド証をお貸しください、ありがとうございます。残高をお確かめ下さい」


 おぉ、結構な額いったな。暫く遊んで暮らせそうだ。そんなことしないけど。




 ギルドを出て宿に帰る。部屋に着いたら風呂に入りに行く。たまには掃除でもするか。部屋の掃除をしてる最中に浄化の魔法できれいにならないか試してみた。

 埃が無くなった。魔法凄い。部屋もピカピカに見えるし。恐るべし魔法。

 きれいになった部屋でビールを飲む、ビールと言っても発泡酒だけど美味い。今から夕食だからつまみは食べないようにしよう。

 転移で宿に戻って、夕食を食べに行く。今日の夕食は何の肉かわからないけどあれだ、牛だ。牛ステーキと添えつけの野菜とコーンスープみたいな味のスープにパンの食べ放題。もう食欲が止まりません。別料金を払ってステーキをもう1枚頼んでしまった。

 食べた。

 美味かった。

 もう動けない。

 食休みを多めに取りながらコリンちゃんと少し話をする。


「ヤタさんにいつも聞きたかった事があるんです」


「なに」


「部屋のベットの上に敷いてある物何ですか」


「あれは俺の国の寝具で布団って言うんだ」


「布団ですか、あれいいですね。フワフワで暖かそうで」


「今度買ってきてあげようか、いつも世話になってるし」


「いいですよそんな、高そうなもの」


「そんなに高いものじゃないよ、家族は3人だよね」


「はい、そうですけど」


「今度買ってくるからステーキサービスしてね」


「はい!ありがとうございます」


 コリンちゃんは素直で可愛いな。けっして紳士の方じゃないよ。

 近いうちに買い物に行くかジンさんにも使って欲しいから買って行こう。その日は久々に開拓村で夕食を食べよう。

 いつ行こうか考えながら眠りについた。

読んでくれてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ