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しるし2(詩集)

明夢(あむ)

作者: さゆみ

虹がポキンと折れる

不意に容易く何度でも

そして

ある日突然再生する

笑いが止まらない


こわばった空気の中

まだら色の木がハラハラ揺れる

やがて

木の葉は落ち葉になり

何処へ行くのだろう


踏まれて飛ばされて濡らされて

虫に食べられて消えてしまうのか

土に還って行くのだろうか

もう二度と木の葉には戻らない


何度もポキポキ

折っては再生させる

なんて偽善者

キラキライミテーション

もうたくさんだ


本物の虹は折れたりしない

風に吹かれて

太陽が沈むとともに

消えていく

跡形もなく






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― 新着の感想 ―
[一言] 虹や木の葉における表現に、擬人法を用いられていたのがよかったです☻
[一言] 拝読いたしました。 冒頭とラストでの対称的な表現が鮮烈ですね。 ポッキリと折れる虹は、最後には跡形もなく消えていく。 対比表現された木の葉が二つの虹の違いを強調させています。 あまりにもは…
2014/11/19 23:37 退会済み
管理
[一言]  虹が折れる  新しい発想に、びっくりしました。  折れた虹は、綺麗なのかな?
感想一覧
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