第四章
自己紹介以来、私にはたくさんの友達が出来た。
入学式の次の日には、だいたいの女の子達は自分達の仲良しなグループを作り、話をするようになった。
私は、今2人の女の子達と一緒に居る。
2人は優しくて、よく話が合うから話をしているうちにとても仲良くなれたのだった。
彼女達の名前は、理亜と柚。
理亜は、長い髪の毛をポニーテールにしているからか、すごく明るい印象だった。
実際とても、優しい。
明るいと言うよりかは、大人っぽい。
柚は、理亜とは対象的で少し子どもっぽい。
いつもハイテンションな女の子だ。
2人は、中学の同級生らしく仲がすごく良い。
すこし、羨ましいくらい。
「ねぇ、早く行こうよ!」
私は柚のその一言で我にかえった。
今日は遊びに行く約束をしている。
きっかけは昨日、「ねぇ、明日寄り道しよ!」と柚の一言からだった。
中学の頃は、友達が居なくて遊びに行くことは無かったから、すごくこの約束は楽しみにしていたのだった。
「ちょっと待って!」私は慌てて荷物をまとめ始めた。
「待ちなよ!柚。まだ帰りのホームルーム終わって五分も経ってないじゃない。」慌てて理亜が柚に行った。
その理亜の一言でホームルームが終わって五分しか経っていない事に気がついた私達は苦笑いした。
こういう、賑やかなのはすごく久しぶり。
私は嬉しくなった。
すると、そこへ…
「理亜ー!柚!園城さん!今から遊びにいかない?」
どこかで聞き覚えのある声と共に三人の男の子達が近づいてきた。