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第十八章


「さて諸君。我々は大きな問題にぶつかったのだが・・・」と、直人はそう言った。

「なに?」と真っ先に反応したのは柚だった。

「分からないのか?宇宙人以下だね。ほんとうに・・・・、君たちは。それで地球人だというのか・・・。はあ。この前の第三次宇宙戦争をみよ。あのすんばらしい決戦を・・・」

「うるさいよ、直人。」と理亜さんの厳しいツッコミ。

「なんだか、地球人を馬鹿にした挙句、宇宙人にも失礼な気がしたのだが・・・。まあ、いいや。いつものことだもんね、わら。ということで、たぶん直人が言いたいのは、この部活、今、校長先生から生徒会室を奪ったわけだけれど・・・・・。なにするの・・?てことだと思うんだ。それで、今日からしばらくの事、まだなんにも決まってなくてさ。みんなはどうしたい?」と日向はみんなに問いかけた。

「いや。よくその説明してくれたね。あのアホ直人の説明じゃなんにも分からなかったもん。」と柚が直人を見ながらそう言った。


「確かに。アホはどこまでもアホだよね。」

「そうだね。」私は理亜とそんなのんきな会話をしていた。


と、その時だった。

「で。今後どうするよ?青春する部活なんだろ?青春って何か一つのことをみんなでやり遂げるっていうイメージだよな・・・。」

珍しく、大空が口を開いて意見を言った。

「珍しいな。大空が自分の意見を口に出すだなんて。」と、日向は驚いた顔で言った。

「別にいいだろ・・・。」ぼそりと大空がそういうと、日向は「おう!」と笑顔で言った。

(日向はきっと直人が意見だしてくれた事が嬉しかったんだろうな・・。)


「よし。今日の活動内容は決まった。たった今。」日向が満面の笑みでそう言った。

(なんだか嫌な予感が凄くするな・・・。)


私の予想は残念ながら当たってしまうのだった。



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