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第十四章

「おーーーーーい!ちょっと待って!!」

私はみんなに大声でストップをかけた。

みんな一斉に止まって「あっ!」という顔をした。

(ほんとうに無計画なんだから。)私は少し苦笑いした。

みんなが帰ってきたので、作戦会議を開くことにした。

「えー本日。みんながここに集まったわけだが。」と直人。

「今、良い事思いついた。」日向がみんなに告げた。

「えっなになに?」すぐに柚は食いついた。

「お。なんだ。」と理亜。


「まずはだな。この学校の伝説から説明する。」と日向。

「えっこの学校に伝説なんてものがあるんだ。」私は思わず聞き返した。

「お前が説明すると、大変なことになりそうな気がする。仕方ないから、説明してやる。簡単に説明するとだな。校長先生のカツラを奪いにいく。ということだ。」淡々と大空が言った。

「えっ?」と理亜。

何を言っているか理解できない・・。

「どういうこと?」私は聞き返した。

「用は、校長先生のカツラ奪って、そっからそのカツラを使って、この部屋の使用許可をとるっていうことだよね?」柚が簡潔に述べた。

(飲み込みはやっ。どうなってるのこの人たち。なんか変なところで通じ合ってるようなきがする・・・のは私だけなの?)

なんて一人でむなしく突っ込んでいると・・・・。


「それだけで、校長先生許してくれるかな?」理亜が言った。

「確かに・・・。」柚もそう思ったようだ。

「いや。でも、校長先生はうわさによると、地毛だと言い張ってるらしい。だから、嘘をついていたって事になる。それを公表されたくなかったら、使用を許可しろっていうのは?ちょうど、ナイスタイミングで、明日全校集会あるし。そこで、生徒会室は放課後青春部のものだ!と宣言してくれたら、カツラであることは、我々の秘密に。宣言しなければ、即効でカツラだということを公表しよう。」と日向が言った。


「そんな無茶苦茶!」私が言うと・・・・。

「仕方ない。これしか方法は無い。生徒会室以外、使える部屋は無いんだ。だから・・・・。」日向がまじめな顔で言った。

「仕方ないな・・・。私も手伝う。ただし、危ない事は絶対にしないからね。」


(・・・・・・私は日向のまじめな顔に負けた。でも、なんだかわくわくする。私も、本当は楽しんだ。みんなと、馬鹿できることが。ようし。私も頑張っちゃおう!)


それから私たちは作戦会議を行い、校長室へ向かった。


私は、交渉するだけになったので、手ぶらのまま。

みんなはそれぞれに武器・・・いいや違う。

・・・・玩具を持って☆





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