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お后さまの召使い  作者: 暦海


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26/36

違い

「……それでは、僕はこれにて失礼致します。お休みなさい、月夜つくよさま」

「ええ、ご苦労さま伊織いおり。良い夜を」



 それから、二週間ほど経て。

 例の如く清涼殿の御前にて、例の如くほぼ定例の挨拶を交わす僕ら。そして、例の如く月夜さまを見送った後ゆっくりと来た廊下みちを引き返す。……だけど、以前と違うところがあるととすれば――



「……お待たせ致しました、梨壺なしつぼさま」

「ううん、気にしないで伊織さん。ほら、どうぞ上がって」



 そう、頭を上げ告げる。そんな僕に、朗らかな声で答えてくださる可憐な少女。……そう、以前と違うところがあるとすれば――引き返した僕のいる場所が、淑景舎ではなく昭陽舎だということで。


 


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