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コラボ回は終わらない

 動画の最後、スタッフロールに入れるようなおまけパート。


「うちのクラスメイト、このチャンネルのファンが多いから。全員参加できる企画考えてといて。それが勝者の要求」


 天羽は己で掴んだのだ。六年三組に馴染むチャンスを。

 きっかけの弾丸は何発あってもいいですからね。数撃ちゃ当たる戦法だ。

 これには学校で飼ってる鳩もガトリング砲食らったような顔に違いない。


「それがし、孤高の配信者でござる。小童どもに媚を売るなど気位が許さぬで候」

「小童にガチャガチャを進呈されたのは失礼だったかしら? 持って帰るわ」

「極めて了解。拙者は約束を違えぬ男。我が好敵手とは違うのだよ、好敵手とは」


 お前、子供人気を頼りに生活してんじゃん。玩具会社の案件とか、やってたよな。


「フヒヒ、サーセン」


 十文字がホビーイベントにゲスト出演すれば、結構人気者。少年少女を邪険に扱うが、最後はお子様に花を持たせていた。オモチャ好きは対等なのだろう。知らんけど。


「オタクの人、今日は参考になったわ。今時の小学生、これだけくだらないコンテンツが好きなのね。どうりで話が合わないわけよ」

「フ、気高き手弱女よ。別に、チャンネル登録と高評価して構わんのだぞ?」

「そうね。あなたがこのジャンルで一位を取ったら考えましょう」


 考えるだけ。実行するとは言っていない。社交辞令で二ポチしてやりなさい。


「瞬くな、見逃すな小娘。我が野望が描く放物線は、頂への架け橋なるぞ!」


 十文字はバサッとマントを翻すや、腕を十字に組みながら息巻くのであった。


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