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8・7話 稽古と障壁Ⅰ.

次話 今夜、更新予定


 

 シュバルツとの稽古は体術が全体の5割を占めている。シュバルツによると、体術が全ての武術の基本であるようだ。

 納得できる。稽古を始めて、普段鍛えていない筋肉を使う時や、体の動かし方に通ずるところがあった。

 

 シュバルツとの実戦形式の訓練では、武術と魔術をうまく組み合わせることで、シュバルツに一撃を与えることができ始めた。

 

 戦いの中では、スピードの緩急に加えて、相手の意表をつくことが重要であると身に沁みて感じた。

 スピードに関しては、改良版・身体強化魔術を使えばどうにかなった。

 相手の意表をつくことは、今の戦闘経験が少ない俺では、到底できないので、新しい魔術を創造することが1番の解決策だろうと考えた。

 

 現状では、新魔術の開発はできない。ーー新魔術の開発は、魔術理論を十分理解した上で、最適化された魔術式・発動までのプロセスを作り上げ、さらに、卓越に魔力の制御が必要とされている。ーー

 ルーの著者を参考に挑戦した。







 ーー2年後ーー

 アベル9歳時




 新たな問題が浮かび上がった。


 

 魔術の発動がし難くなった。

 特に、攻撃魔術の発動時、魔力を体から放出すると凝縮した魔力(魔術式)が霧散してしまった。

ーー攻撃魔術の具現化は、力込められて、凝縮された魔力を使い魔術式を構築することで生じる。しかし、無系統魔術などの自分自身に効果を及ぼす魔術は魔術式を構築させる必要はない。(魔術式を構築すると、難易度は下がるが…)ーー


 雷もとい光と無系統魔術を組み合わせた魔術は、雷を纏うことができず、効力が半減したが、行使することはできた。




 


 ーーシャロンから手紙が送られてきたーー


 10歳時に行われる儀式が近くになり、近況報告のようだ。

 それに加えて、近頃、王都に行くことが決まり、そのついでに我が領地によるようだ。その話が書かれていた。


 

 “氷属性の中級魔術を行使できるようになり、剣術も上達している”

 

 “王都に行く際、アベルの領地に行くので、その際、会って話(魔術理論など)をしたり、手合わせしたい”


 “近頃、魔獣の活動が活発になり、討伐隊が結成される予定になっている”


 

 そんな内容だった。

 シャロンは着実にレベルアップしている。


 俺も早く強くならなければ、と思った。





  アーヴェ、俺の弟が5歳になった。弟の関係はあまり良いとは言えないだろう。母親の影響が強いのだろう。いつも2人でいることだし。

 よく、俺に突っかかってくるが、父には、おべっかをしているらしい。


 弟は、基本属性の火と風属性、特殊属性の闇属性に適性があるようだ。


 天性の才能があるのだろうか、弟は、理論を学ばずに、初級魔術を使えたらしい。

 というのも、実際に見たわけでなく、弟が、俺に自慢してきた。


 その後、ターニャも同じことを嫌味たらしく、自慢してきた。


 流石に、うんざりしてきた。

 こんなことが多々あるのだ。


 早く力をつける必要があるようだ。



 

次話 稽古と障壁Ⅱ

 障壁にぶち当たり、停滞してしまうが……


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