ブラック企業について
「労働時間=給料」がバブル時代。
「労働時間≠給料」が現代社会。
私たちは“お金のため”に仕事をしています。
ここ最近、「働き方改革」が浸透してきているように感じます。
それは非常に喜ばしいことですし、
ぜひとも国を挙げて取り組むべき政策だとは思うんですが、
一方でそれをこころよく思わない人がいるのも事実です。
ワタクシの勤めている会社がブラック企業なのか、
それとも普通の企業なのかは知りませんが、
まあ一般的に見たらブラックなのではないかなと思います。
2週間働いて、1日でも休めたら小躍りしますし、
虎の子の休みでも、休日出勤は当たり前ですし、
サービス残業の時間も含めれば、
毎週10日分くらいの労働をしているとは思いますが、
それにも賛否両論があるわけです。
「いやいや働かせてくれー!」
「私には仕事しか生き甲斐がないんです!」
という人も、ワタクシの勤め先には多くいますし、
ワタクシは“絶対に嫌”ですけど、
他人なのでそういう生き方もアリなのかなと思って見ています。
かくいうワタクシも人のことを悪く言えた口ではなく、
小説を書かなければ生きていけないので、
その気持ちはよくわかるんですよ。
もしも小説が仕事だったら、
コンビニみたいに24時間労働をしていたかもしれません。
そのコンビニですら24時間労働を見直すそうですが、
それはともかくとして、今回の主題は、
「ブラック企業は必要悪」だということです。
働き方改革が浸透しているのは一部の大企業だけで、
その下請け会社だったりとか、下部組織だったりは、
まだ恩恵を受けていないはずですが、
それでもみんながみんな、「働きすぎだ!」
という共通認識を持っているわけではないのが現状です。
事実、ワタクシの職場でも休みがなく、
3週間ぶりくらいに、1日だけ休めるよと言われて、
有給扱いになるけどどうするって聞かれたときに、
ワタクシは一も二もなく飛びつきましたが、
他の人達は上司の顔色を見て、
「仕事をします!」と笑顔で答えておりました。
これはここに限った話ではありませんが、
最近の若者には夢がない。希望がないと思います。
現状維持のために仕事をしているようにしか見えないです。
じゃあ、今の会社がなくなったらどうするのですか?
定年退職後も、ただ漫然と、なんの目標もなく過ごすのですか?
それは実に空虚な人生じゃありませんか?
そう問いたいです。
最近の若者は大人しいもんですよ。
お酒は飲まない。タバコは吸わない。女は抱かない。
ギャンブルはしない。車は持たない。散財しない。
社会的規範から逸脱しない優等生ばかりでなにも面白くないです。
ブラック企業の社員はほとんどが従順な羊ばかりですが、
そんなくだらない会社のために
貴重な人生を無駄遣いしていいものかと、
この頃ずーっと考えていました。
ですが、そういった起伏のない平穏な毎日を愛する人々にとっては、ブラック企業は将来の不安だったり、老後の不安だったりを忘れさせてくれる道具でもあるわけです。なので、本当に将来の夢がなくて、やることが何もない人は、ブラック企業への入社を検討してみるのもアリなのかなとは思います。
繰り返しになりますが、
ブラック企業は“必要悪”ですので。
今回は質の低い、支離滅裂な内容でしたが、
最後までお読みいただきありがとうございました。
あと、ちなみになんですけど、
ブラック企業はかなりお金がたまりますよ!
なにせ、
ご飯を食べてる時間も、
お風呂に浸かっている時間も、
睡眠をとっている時間も、
外出をして遊ぶ時間も、
そのほとんどがありませんので、
お金を貯めたい方には最適な環境だと思います。
そこで過ごしてみて、
自分にとって「時間とお金」どちらが大切なのか、
よく考えてみるというのも立派な社会経験のひとつだと、
ワタクシはそんな風に推奨させていただきます。
ちなみにワタクシには時間がないので、
移動にはタクシーを使うことが多いんですけど、
それは「時間」を「お金」で買っているわけです。
どれだけお金があっても、
食べる時間がなければ、
高級料理なんか食べられません。
「お金持ちになりたい!」って言う人がよくいますが、
「時間」と「お金」のどちらが大切なのか、
よくよく考えてみてください!
「お金」は銀行に預ければ利子がついて増えますが、
「時間」を増やすことは、だれにもできないのですから。
ブラック企業を批難するつもりはありませんし、それもひとつの雇用形態として認識しておりますので、賛成や反対を申し上げることは致しません!
「お金」は少ないけど「休み」が多い会社と、
「時間」はないけど「収入」が多い会社。
そのどちらが良いということはありませんから。