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第1話 入社!?

第1話 入社!?



この世は仕事をしてお金を稼がないと生活ができない世界である。


今までこんな当たり前な現実を生きてきた。


そう、今日この瞬間までは


もともと俺はごくごく普通のサラリーマンであり、

いつものように出勤し、その通勤途中で妙な勧誘の声が耳に飛び込んできた。


「みなさ〜ん!そこのあなた!

働きたくな〜い!楽して生きたいとか

思ったことないですか?」


「なんとですね!今この我が社に入社したらいかにサボる事かによって収入を得る事ができるんですよー!」


「サボる事に自信がある方!是非、我が社の戦力となってください!ご応募お待ちしております」



(いかにサボれる事が仕事か....

一見それだけ聞いてたら凄い楽そうに思えるが...絶対裏があるんだろうこれ..

見るからにも怪しすぎる....)


とか考えながらちょっと

興味を注がれてしまった。


俺はこれでも一流と言われる方の企業に勤めているが、

ここ数年、成績に伸び悩み、出世と言うには、ほど遠い社会人生活を送ってきた。


(最近になって上司も休むことも仕事のうちだぞ!

なんて事も言ってくれていたし

新しい風を取り入れてみるか....)


(まぁ..ちょっと話しだけでも聞いてみるかな)




気分転換ぐらいにはなるかもしれないと、つい通勤途中の足を止めていた。



普段なら街中で配られているテッシュですら受け取らない俺が、

こんな怪しい謎の勧誘に足を止めるなんて、我ながらどうかしてる。


よほど今の生活に

疲弊していたのかもしれない。


そして俺は声をかけてみた。


「その話し面白そうだね、

ちょっと聞かせてくれないか?」


「おっ?お兄さん?興味津々だね?!

どう?サボる事に自信があったら我が社に入社してみな〜い?」


「そうだな...正直気になる点がありすぎるから...詳しく説明して貰いたいのだが....」


「そうこうなくっちゃ!」


「はい!合格!」


「へ?合格?」


「イテッ!!!」


っと次の瞬間!

その勧誘者が俺にデコピンをしてきた瞬間

急に視界が真っ暗になりーーーー




ふと気がつくと

知らない場所でロープで縛られ椅子に座っていた....


「ここはどこだ?!」

真っ暗で何も見えない


(はぁ〜やっぱり声かけるのもやめておけばよかった〜....)


今更ながら後悔の念で

押しつぶされそうになる。


俺は昔から真面目で成績が優秀の方で

あったが....


仕事をサボる事が仕事なんて、

こんな常識破りなルールに好奇心を煽られつい、首を突っ込む真似をしてしまうなんて、俺はもう相当メンタルがきていたのかも

しれない。



そんな事をぐるぐる頭で考えていると...

どこからともなく

足音が聞こえて来た。


「はーい!お待たせしました!♡

いきなりですが、

合格おめでとうございますっ」



スポットライトに照らされた

バニーガールが立っていた。


(ん?!)

「ちょっ待ってくれ!ここは一体どこなんだ!それにまだ入社するなんて一言も....」


(なんでバニーガール!?)


「だって通勤途中だったのにも関わらず出勤時間を気にせずにあなたは我が社の勧誘に

興味を示してくれたじゃない?」


「別に!興味なんて」


「出た!ツンデレ!」


「ちょっと暇つぶしにしようと

しただけだ!」


「はいはい、そう言う事にしといてあげる」


「とにかくあなたには素質があるわ!」


「言ってる事が無茶苦茶だ....」




(確かに...こんな怪しすぎる勧誘に

ついていった俺が悪いか...)


(とりあえずこのロープを何とかして

欲しいな...)




(とりあえず話しを合わせておくか...)


「ただし....途中で退社した場合....」


「ごくん....」


「一生わけのわからないこの真っ暗な

部屋で孤独死する事になるでしょう♡」


「はっ!?」


「要するにこのままあなたを

放置プレイということです♡」


「おいおい...俺はそんな趣味はないぞ!」


「万が一それが嫌なら一社員として

頑張ってくだだいね〜♡」


「万が一って...嫌に決まってるだろ!」



(どのみちやらなければ放置プレ......

いや、もうやるしかないのか...)


(上等じゃねえか....こうなればヤケだ!)


「わかりました!お願いします!」



「そうこうなくちゃ!♪」


「では今から記念すべき第一回の

お仕事の説明をします!」


「今からご用意するシュチュエーションで

ある条件を出します。

その条件をいかにルールを破って楽しく

クリアできるかが仕事です!」


「ルールをやぶるだと....!?

サボるのと関係ないじゃねえか!

詐欺だろ!」


「そのシュチュエーションとは」


「無視かよ....!?」


「学生時代の修学旅行!」


「んん!?」



「修学旅行中にどれだけやってはいけない

行為、またはアクティブな行動を

バレずにできるか...

難しい条件をクリアすればするほど

得点が高くなり、

一定のポイントが溜まれば合格です!」


「待てよ....

修学旅行っておい、俺今27だぞ!それに

他にも色々あるってことか...?」


「まっしょゆこと♡」


「修学旅行って...

どうやって学生の頃に戻るんだよ!」


(っとこんなふざけてる話しに

マジなツッコミを入れてしまう俺

涙目....)




「はい!それはですね

私の能力で一時的に過去に

戻すことができるのです。」


(ん!?急にファンタジーな

世界ブッ込んできて来たぞこの人!)


「あなたの頑張り次第では

何かの能力を習得する事が

できるかもですよ?♡」


(何その...能力次第で

給料昇給ですよみたいな....)


(まぁでもとりあえず

最後まで説明を聞いてみるか...)


「で....具体的にその条件とやらは?」



「よくぞ!聞いてくれた!

1番オーソドックスなのは

夜中先生にバレずに女子の部屋に侵入できるか...とかですね〜♡」



「そんなの無理に決まってるじゃないか?!犯罪だろ!!もう退学レベル!

それにもはや、最初に言ってたサボると言うより普通にやっちゃいけない事をやれと

言う事じゃないか!!」


「だから楽しく...と♡」


「また無視かよ...

サボるどこいったし....」


「それとこのシュチュエーション中は

あなたの過去なので下手に歴史を変えて

しまうと今現時点のあなたは場合によっちゃ消滅してしまいます」



「後、条件挑戦中に誰かにバレたら

とんでもない死が待っているので精々

バレずに頑張ってね〜ん♡」


「待て待て!

さらっと今とんでもない事を....」



「今回は見事この初仕事の全ての条件を

クリアすれば、祝い金として

100万ダラソ獲得と、ご褒美があるので、

頑張ってくださいね〜♡」


「ダラソっていくらだ....(汗」


「それでは健闘を祈りマース」



「おいおい...

なんだこのめちゃくちゃな説明は.....

あと!1ダラソっていくらですかああぁぁ」




こんな感じでわけもわからず急に入社する

事になり、初仕事を開始するのであった。
















初めまして!

桜竜之介と申します!

初投稿ですが、次の更新も未定ですが

これからも頑張っていくので是非読んでくれたら嬉しいです!

これからも宜しくお願いします!

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