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絶望國  作者: ハル
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その日は快晴でとても心地よい風が吹いていた。





「はーい、起きて〜ご飯よ〜」


母の声に目を覚ました私は、眠い目を擦りながら一階へと向かい朝食の席に着いた。


それと同時に、私の大好きな目玉焼きの載ったトーストとホットミルクが出てきて、朝から今日はラッキーなんて思いながら食べていた。


それが終わると、顔を洗って、歯磨いて着替えたらあっという間に登校時間で早足に玄関にダッシュ。



「行ってきまーす。」



「は〜い、行ってらっしゃい!今日も一日頑張って来るのよ〜」


「あ、俺もそろそろ出るか〜」


「げ、もうこんな時間?やっばーー!!」



母の返事と共に父と妹の声も聞こえてきた。なんだかなーと思いつつ、何となく急ぎ足で学校に向かった。






「里奈、恵美子、おはよう!今日は早いね」


「おはようー、あったり前じゃーん!一限萩野先生だよ?!遅刻なんて出来ないから〜」


「おっは!そうだぞ〜メイクも抜かりなくしないとね〜」



上から里奈、恵美子の順で挨拶をしながら雑談を始める。今日は、先生一カッコいい萩野先生の授業があるから二人のテンションは朝からうなぎ登りだ。

勿論私も嬉しい。おじさん先生よりかは、若い先生の方が誰だって嬉しいだろう。


「てかさ、美子って本当に化粧しないよねー」


「わかる〜!何でしないの〜?絶対したらもっと可愛くなるのに〜」




普段から二人にはよく化粧に誘われるが、まだそこまで興味が湧かなくて断っていた。



「今度やる、今度ね!」



そんな会話をしていたら、HRが始まってしまい二人は自分の席へと帰って行った。



「起立ー、気をつけー、礼」



「「お願いしまーす」」


バラバラな挨拶が終わり、先生の話が話始めボーッと窓から外の景色を見てた。





するといきなり教室のドアがバンっと開いた。






何だ、何だよーとざわざわしていると、そのドアから黒ずくめの男達が三人入ってきた。



担任は、気圧されたように教室のはじに逃げていたので、その人たちは教壇に立った。













シーンとした教室で、何も話さない三人組に痺れを切らした男子が一人お前らは何なんだ、と問いかけたが、返事はなく無視された。


他のクラスメイトもそれによって、口々に質問をし始めると、突然それは流れた




ーーーッガガーーピーンポーンパーンポーンーーーー本日から、神楽高等学校2年4組菊沢美子を日本国憲法より、国全体で存在を無視することが決定致しましたーーーこれより、菊沢美子と接触を図ったものは最低でも禁固刑一年、もしくは少年院に五ヶ月の入所となりますーーそれでは、開始しますーーーッザザーーーー






暫くの間、教室には静寂が訪れた。













心臓が嫌な音を立てる。






息が、上手く、出、来、ない















ーーーッド!!クラス中がいきなり爆笑に包まれた



「 誰だよーこんな悪い冗談作ったの!!美子も変な態度とるなよー!!」


「そうよ〜!私たちがそんなことすると思う?」


「うちらそんな仲じゃないでしょ!」


「だよね〜〜!!」



焦ったー、騙されそうだったわ、という声がそこら中から聞こえて、なんだーそんなことあるわけ無いよねーと安心していると、








ー ーーダンッ!!!ーーー




教壇が叩かれた。
























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