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プロローグ
それは唐突に始まった。
ー本日から、神楽女子高等学校2年4組菊沢美子を日本国憲法より、国全体で存在を無視することが決定致しましたー
何の予兆も無かったんだ。
ーこれより一年間、菊沢美子と接触を取ったものは、最低でも禁固刑1年の犯罪ですー
まさか、自分がなるなんて。
ーーーそれでは、開始しますーー
それは地獄の始まりだった。
「おはよう!」
「おっはー」
「おはよーっす」
朝、登校して挨拶をすればみんなから返事が返ってくる。
「あ、美子髪切ったっしょ?めっちゃ可愛いんですけどーー!!」
「えへ、気づいた??ありがと!」
髪を切ったら、気づいて一緒に話し合える友達がいる。
「起きなさーーーーい!!」
「行ってらっしゃい」
「こんにちは」
「おかえり」
それが、無くなってしまったら。




