表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/14

1-2 スライム倒したらジョブLVがMAXになりました。

スライム


RPGゲームなんかだと、とても有名で初心者向けのモンスターである。


いうなれば雑魚モンスター。


ファンタジー小説なんかだと、ゴブリンと並ぶ雑魚モンスター。




・・・今、それらしき生物?が目の前にいる。



「あれ、スライムだよな・・・実物初めて見た」


いやトウジ兄、こんなモンスター地球にはまずいないからね。


「グリーンスライムだって、レベルは3でスキルは吸収と体当たりだって」


咲は、鑑定した結果を報告している。

・・・もう鑑定使いこなしていますね。咲さんパネ~ッス!



一応俺も、見ておくか。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

グリーンスライム

種族:スライム

状態:正常

LV3


HP:50


スキル

吸収

体当たり


種族スキル

物理攻撃減少(小)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


うん。

種族スキルってのと、HPが見えるね。はい

たぶん種族特有のスキルなんだろう。

HPもそのまんま。

物理攻撃減少は厳しいが無効じゃないだろう。・・・たぶん



「よっしゃ!転生してからの初戦闘燃えてきたぞ!」


貴方は狂戦士かなんかですかトウジ兄!


「うん!やろう!!」


咲も!!

この兄弟戦闘狂ですか。


う?

なんか、スライムがプルプル震えだしたぞ?どうし・・・


「うわ!」


いきなりぶっ飛んできたぞ!

俺に向かって!

何で俺っすか!?


「アラタ!てめー!よくもアラタを!こんにゃろ!」


トウジ兄の姿が消え、いきなりスライムの前に現れ、思いっきりぶん殴った。

たぶん神速を使ったんだろう。

・・・うん?トウジ兄の殴った手が光っているような


「アラタも油断するんじゃねーぞ!」


「お、おう」


あの、トウジ兄今まで戦ったことなかったはずなのになんで、

こんなに順応しているんですか!?

あなた初戦闘ですよね!?

あんた適応能力ありすぎだろ!!



「たー!」


俺が、そんなことを思っている間にも戦闘が進んで行っている。

咲が、木の棒をスライムに叩き下ろした。


いけない、いけない。

今は戦闘に集中しないとな。

・・・あと、咲さんも適応能力高いっすね。どこで見つけてきたその木の棒。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

グリーンスライム

種族:スライム

状況:正常

LV.3


HP:10


スキル

吸収

体当たり


種族スキル

物理攻撃減少(小)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


どうやら、HPが1/5にまで行ったようだ。


あ、今トウジ兄のパンチくらって、7減った。

もう少し。


すると、スライムは最後の足掻きに俺に体当たりをしてきた。

いや、スライムどんだけ俺好きなんだよ!

こんな好意(攻撃)願い下げだよ!


「アラタ兄!」


そう言って、咲は俺に持っていた木の棒を投げ渡してきた。

俺がキャッチすると同時に飛び出すスライム。


「ぶっとべ~!!」


俺のフルスイングがスライムの体に直撃。

木の棒は折れてしまったが、どうやらさっきので、スライムのHPが消滅したようだ。

スライムはバラバラに散って動かなくなった。



「ふう。何とか勝てたみたいだな」


ふう。

何とか初戦闘は熟したな。

・・・おれ、躱すのとフルスイングしかしていないが


と、その時。


”レベルが上がりました。”


うわ!驚いた。


どうやらレベルが上がったらしい。


咲とトウジ兄も驚いた顔しているし、たぶんトウジ兄たちも上がったのだろう。



”ジョブ:異世界人LV.5になったため、スキル:言語理解を習得しました。”



”ジョブ:異世界人LV.10になったため、スキル:マップを習得しました。”



”ジョブ:異世界人LV.15になったため、スキル:インベントリを習得しました。”



”本人LV.10になったため、スキル:ジョブマスターの転職が使用できるようになりました。”



”本人LV.20になったため、スキル:ジョブマスターのスキル引き継ぎを使用できるようになりました。”



”ジョブ:異世界人のLVがMAXになりました。”



うん。いろいろすごい。

スライム倒しただけだよね俺。

しかも、逃げていただけだし、確かに、止めさしたの俺だけどさ・・・


明らかに経験値上昇(異)の効果だよねこれ。

ジョブレベルもマックスなったらしいし。

しかも、本人レベルっての上がってから、いろいろできるようになったみたいだ。




とりあえず、今のステータスを見てみるか。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

クスモリ・アラタ

年齢:18

LV.26

ジョブ:異世界人 Lv.20(MAX)


スキル

・ジョブマスター

   →・転職

    ・スキル引き継ぎ


・万能眼

・経験値上昇(異)

・言語理解

・マップ

・インベントリ


ユニークスキル

・スキル進化(使用不可:10)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


いろいろ変わってる。

へぇ~、ジョブマスタースキルでできるようになったことってそうやって表記されるのか。


まずは鑑定っしょ!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


転職

 ・・・ジョブを自由に入れ替えることができる。ただし、その人の適正があるジョブに限る。

    上級ジョブは条件クリア時に転職できるようになる。

    他人に使用可。


スキル引き継ぎ

 ・・・転職時に他ジョブで入手したスキルを引き継ぐことができるようになる。

    状態のON/OFFが変更可能 

    転職使用時、他人にも使用可。


言語理解

 ・・・言語を理解することができるようになる。


マップ

 ・・・エリアごとの地図を見ることができる。

    

インベントリ

 ・・・物を無限に収納することができる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


うわお!

便利スキルの玉手箱!

ホント便利になったものだ。

まだ、実際に使ってないから、

どう便利になったのかは分からないが、

確実に便利になっただろう。


ジョブ:異世界人で習得したスキルを試すのは後にするか。

とりあえず、いまのジョブを変えよう。

どうせMAXになってこれ以上上がらないわけだし。


スキル引き継ぎを使用した状態でっと。

※なんとなく感覚で使い方わかります。


いちいち切り替えるのめんどいし、常時ONでいいか。

それでは、なんのジョブがあるかな~。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・戦士

・剣士

・騎士

・聖騎士

・暗黒騎士

・サムライ

・アサシン

・ニンジャマスター

・二刀流剣士

・短剣使い

  ・

  ・

  ・

  ・ 

  ・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


・・・多すぎじゃね?

多いだろ!

絶対多いだろ!

初級ジョブだけじゃないの!?

明らかに上級ジョブも混ざってるよ!

一体いくつあるんだよ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ジョブ数

 ・・・1250ジョブ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


・・・何でこんなに多いんだ?

これは明らかに異常だ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

ジョブマスター

 ・・・種族などを問わず、あらゆる職業になることができる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


OK!理解した。

ジョブマスターの効果なんだな!

いや~我ながらチートっすわ!


そう思いながら、どのジョブを使用か適当にリストをスライド(頭の中で)させていたら。



「おい、アラタそろそろ移動するぞ!何ボーとしているんだ。」


「あ!」


いきなり、肩をたたかれたから、勢いでジョブ選択してしまった。


その時、この世界が揺れた。











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ