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彩-Irodori-  作者: 黒雀蜂
序章 白銀
2/5

二、

 程なく一際大きな(さかき)(たもと)で、これを見上げるように女は佇んでいた。

そこに、闇に溶け込む大きな黒が羽をはためかせ現れた。

この糺の森、加茂(かも)御祖(みおや)神社(じんじゃ)神使(しんし)である八咫(やた)(がらす)が三又に分かれる足で枝にとまり、女を見下ろしていた。

 女はただ静かに焼き切れた矢を差し出した。

 事の顛末を悟るかのように黒はその矢を受け取り、そして再び闇に解けて消えた。


そして、女はこの森を去った――


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