表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界オブ・ジ・エンド  作者: 神谷 秀一
74/75

ゾンビ74

お久しぶりです363日ぶりの投稿です。

キーボードの打ち方忘れた・・・

 自分を見つめ直した方が良いと言われてどれだけの人間が自分を見つめ直したことがあるだろうか?


 否。答えは否だ。


 というか、自分自身を見つめなおす前に、お前ら全員鏡を見ろと言いたい。いや、言えるわけがないけど言いたい。





 だってそうだろ? 俺は自分自身を見つめなおす前に、自分自身の記憶がない。


 そしてアサガオはよくわからん家のやばいやつらしい。だって素手でコンクリートぶち壊すようなやばい奴が親戚なんだぞ? しかも、やばいのはそいつだけじゃないらしいし…





 そして、マリスはよくわからない。こっちの世界の現地住民だし言葉のコンタクトだってうまくできない。というかボディーランゲージで歩み寄っても怯えられるだけで何もできない。


 というかどうしたらいいっちゅうねん。


 思わずえせ関西弁が出てしまった。





 とどめはクマさんだ。


 なんていうかマリスへ対してのリスペクトがすごい。


 なぜかこいつとの念話のようなコミュニケーションは取れるのだけれど、なんで、ただの熊が人間に対して敬意を持てるのだろう?


 しかも、森の王者のプライドまで捨てて熊車まで引いているからな?


 うーん、謎すぎる。


 でも、これはこれでいいんではないのだろうかと思い始めている。


 最初に比べれば人数は増えた。


 少なくとも退屈はしていない。


 直接喋れてはいないけど、朝顔とは話せているしクマさんとは意思の疎通は取れている。


 マリスは別だとしても、アサガオとマリスは話せている雰囲気はあるしな。


 あとは、このいびつなパーティーがどうなっていくかっていうところなんだけど、今の俺にはわからない。


 だけどって思ってしまう。


 記憶のない俺だけれど、記憶を作っていくことはできるんだなって思った。





 わけのわからない人生だ。


 ゾンビ生って言われたらそれまでだ。


 だけど面白いよな。


 記憶がないっていうことは、知っていくことしかないのだから。





 熊車に乗りながら、時折降りて走りながら、足裏に感じる感触を知りながら、時折かわす言葉を聞きながら。


 俺は初めて思ったよ。





 俺はこの世界にいて良かったんだな。


 きっかけは糞だった。


 始まりも糞だった。


 スプラッターから始まった世界の終わりは始まりだった。





『面白いな』





『アール?』





 ただの独り言で戯言だよ。


 くだらない言葉だった。


 だけど、これからの未来に期待したい。


 これ以下はないのだから、世界はすでに終わっていて、これ以下しかなくてこれ以上は期待できない。


 だから、俺たちは始められる。





 いろんな寄り道もした。くだらない道程も歩いた。


 だけど、そんなことは初めからわかっていたんだ。


 だから、俺たちはこれから始めようと思う。


 俺たちのこれからは・・・これからだ。


 もっと楽しもう。


 楽しめることを増やそう。





 こんな世界で何が楽しいなんてわからないけど、それが見つけられなくなった時が俺たちの死ぬ時だ。それこそ、徘徊するだけのゾンビになってしまう。


 思考をなくさないように動いていこう。


 その上で楽しみを見つける。


 難しいけど、できないことじゃない。





 さあ、ゾンビを始めよう!





「あーうー」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ