表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界オブ・ジ・エンド  作者: 神谷 秀一
23/75

ゾンビ23

短いですが衝撃的です

 この世界に来て初めて後悔した。初めてやり直したいと思った。

 自分自身が死んだ時も、こういうものかー・・・って諦めすら感じたんだ。

 でも、今回は完全に後悔した。本当にやり直したい。コンティニューが欲しいって思ったんだ。

 だって、人間の人生にはいくつもの挫折はあるだろう? でも、ゲームなら・・・異世界ならやり直しがあってもいいじゃないか。


 なぜなら、


 アサガオが殺されていた。





 死んでいた。

 これ以上ないほど死んでいた。


 衣服が破かれ白い肌があらわになっていた。

 見える乳房に対しては綺麗だな・・・とか劣情を覚えたりはしない。

 なぜなら、首から流れる血潮が彼女の身体を汚しきっていたからだ。


 何も考えられない。

 だけど、俺は思うよ。

 これをやったのは誰か? ってね。


 言うまでもない。

 がーぐーだ。


 ああ、人って怒りがマックスになると以外に落ち着くものなんだな。

 本当なら何もかも撒き散らして当り散らしたいくらいなのに俺の腐った脳は温厚なままだ。

 ははは、ははは・・・・


「っ!」


「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああああああああああああ!」




 脳が弾けるかと思った。

 怒りで身体が砕けるかと思った。

 世界なんて無くなれば良いと思った。




 踏み下ろした踵が石畳を砕いてクレーターを生んだ。だけど、そんなことに対して何も思わない。

 ただ、ただ、怒りを覚えた。

 あいつを殺したいと思った。

 俺の日常を壊したゾンビ野郎をグチャグチャにしたい。そう思った。


 あのさ、俺、この世界に来て後悔はしていなかったんだよ。

 だって、ゾンビにはなったけど、面白いこともあれば発見もあったし、であった女の子だっていたんだから・・・

 でもさ、おかしいよな?

 アサガオは生きたかったんだ。なのに、なんでああやって殺されなきゃならなかったんだ? 首に噛みつかれて動脈を裂かれていた。

 死に顔? 苦痛に歪んでいたよ。

 当たり前だろうが。


 なんで、がーぐーがいない?


 俺が知りたいよ。でも、見つけたら殺す。

 絶対に後悔させる。


 なぜかって?

 だって、あいつは殺したんだよ。

 アサガオを殺したんだ。

 だから、俺は、


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ