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御用猫  作者: 露瀬
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登場人物紹介

特に読む必要はありませんが、興味のある方はごらんください、時間の無駄になると思います。


ネタバレもありますのでご注意ください。


御用猫(辛島ジュート)


本編の主人公、賞金稼ぎ、25歳(推定)

黒髪黒目、176センチ75キロ

左の眉から右の頬まで大きな刀傷あり、そのため外見の点数は72点らしい。

どこにでもいるハーレム体質のラノベ主人公が、過酷な環境で育った為にひねくれて進化した姿。

父から仕込まれたカディバ一刀流と、田ノ上ギョーブから教わった田之上念流を遣い、斬鉄・金剛ともに修得する剣豪であるが、その戦い方は不意討ち騙し討ちが基本であり、裏社会からの評価はやや低い。

あだ名の由来は、賞金稼ぎ組合への登録時に「名無しの野良猫」と名乗った為、当時の受付が「国家の狗」という意味で勝手に書いたものである。

精神の安定を図るため、賞金首は殺してよい・襲われたなら殺してよい・他者の命に係わる緊急時には殺してよい、という三箇条で自戒している。

普段はふざけた言動も多く、生活態度もだらしないが、自己評価が低く内面は卑屈で闇が深い。

幼少期のトラウマから、美食に対する執念がはんぱない。

異能に近い勘の良さで生き抜いてきた。




「指切り」のポンティアク


三百万の賞金首

ひげもじゃの大男、喧嘩した相手の指を詰めて酒に浸けている。

スイーツ大好きだが、恥ずかしいのでこっそり食べている。




づるこ


「いのや」の遊女、23歳

ロングの白金髪に碧眼の美女、172センチ55キロ

遊女たちの姉的存在、いのやの人気ナンバーワンだが、方々からの身請けの誘いはすべて断っている。

猫に呼ばれた時には、泣いて弱音を吐くらしい。

アリの観察が趣味で部屋に飼っている。

豊満




マキヤ・オウ・マニ


「いのや」の遊女、35歳

黒髪の短いポニテ茶目、151センチ40キロ

日焼けしたような肌と短くとがった耳、長めの犬歯は草エルフの特徴。

見た目は子供のようだが人生経験は豊富。

言動も幼くみえるがオカン体質で、御用猫は気分が落ち込んだ時によく呼ぶらしい。

なぜか諜報暗殺の技術をもっており、戦闘力も高い。

鶏肉の骨をきれいにはずすのが得意。




リチャード・キンブレ


田ノ上道場の内弟子、14歳

金髪碧眼の美少年、165センチ58キロ

男娼として売られる寸前、御用猫に保護され、それ以来彼になついている。

剣術以外すべての才能に恵まれており、容姿端麗で性格もよい完璧超人。

35歳で斬鉄を修得してからは、クロスロードでも五指に入る剣客となる。

男女の区別なく人を愛するだけで、そういった趣味はない。

たぶん




チャムパグン


森エルフの皮を被った何か、年齢不詳。

ウェーブのかかった薄金髪のミディアム、長い耳に濃い緑眼、133センチ23キロ

卑しい性格の不思議生物、呪術師を自称するが、(まじな)いは使えない。

御用猫に餌を貰うことを覚え、働くことを忘れた卑しい女である。

猫いわく、全身くまなく触り心地がよいらしい。

もちもち




リリィアドーネ・グラムハスル


テンプル騎士、18歳

栗色のショート、薄い青目、165センチ50キロ

国中の騎士から、わずか300人しか選ばれぬテンプル騎士団に15歳で入団した才女、その後、王女付きの近衛騎士団に配属される「串刺し王女」「四美姫(よんびき)」「栗色の姫騎士」などの異名をもつ。

十人に尋ねれば十一人が美しいと答えるほどの美少女だが、理想が高く仕事に真面目すぎて、少々排他的なきらいがある。

家族を殺害され、その仇敵であるトベラルロを探す際に御用猫と出会う。

肩まで伸ばせば結婚できるとシファリエル王女に騙され、少しづつ髪を伸ばしている。

素直な性格ではあるが、若干あたまがおかしい。

胸がない




トベラルロ・キットサイ(トベラルロ・ジャニーン)


千二百万の賞金首

イアイド流抜刀術の達人である師匠と口論になり、道場を飛び出す。

自らの理論をもとに山エルフに制作させた抜刀機をみやげに再び道場を訪ねるが、その際の立ち合いで師匠を殺害してしまう。

落ちぶれて闇討ち屋に成り下がるが、剣の腕前は確かで、リリィアドーネに勝利した。

ガリンストンとは同期で、たわむれに関係をもったこともある。

足のない生き物が苦手で、見かけたら悲鳴を上げる。




マルティエ


小料理宿「マルティエの亭」の女将、27歳

赤髪セミロング、茶目、155センチ47キロ

御用猫のねぐらである宿屋を切り盛りする店主、愛嬌のある顔立ちで常連客からの人気も高い。

料理の腕前は異能に近いものがあり、死人のガンタカに味を覚えさせるほど。

猫の理想の嫁像を体現した女性で、既婚者でなければ押し倒されていただろう。

亭主は行方不明




いの(香苗パティーン)


「いのや」の大女将、53歳

黒髪結い上げ、黒目、160センチ55キロ

いのやをとりしきる店主。

孤児をあつめて商売をしているが、教育もしっかり行い、身請けの相手も吟味して送り出す。

遊女たちからは感謝されているが、他の稼ぎ方を教えられぬ自分を恥じているようである。

いろいろと現役らしい




倉持カンナ


「いのや」の遊女、17歳

黒髪ロング、黒目、152センチ38キロ

いのやの遊女であるが、顔の左側に大きな火傷痕があり、御用猫の他に客は取っていない。

暇潰しになればと、猫の資産を運用させたところ、彼の知らぬところで一大組織を作り上げてしまった。

異能じみた人物眼をもち、組織の拡大を今も進めている、関与していないというのは嘘なのだ。

猫の前では大人しいが、怖い女になりつつある。

性欲魔人




ふくろう(デラバレード・ズン)


南町の裏口屋組合長、49歳

黒髪茶目、162センチ60キロ

クロスロードでも名の知れた裏口屋、しかしその実態を知るものは少ない。

たびたび暗躍し、御用猫とも対立してゆく。

犬が好きだが、すぐ噛まれる。




ロシナン子


御用猫の購入したラバ、7歳

葦毛の牝馬。

さりげなくチャムパグンに改造されており、アドルパスの角馬にも匹敵する10馬力を誇る。




アルタソマイダス


テンプル騎士団近衛騎士団団長、33歳

白金髪ロング、黒茶目、172センチ90キロ

大陸最強の女騎士「剣姫(けんき)」「剣鬼(けんき)」「四美姫」などの異名をもつ、耳が短いので勘違いされがちだが、半エルフであり、そのため苗字をもたない。

見た目は十代後半だが、特異体質でありアドルパスなみの膂力を発揮する、傷の治りも早い。

その異常な強さに、特例として13歳でテンプル騎士となる、その際に突き殺したのが実の父親。

人としての感情というものを一切もたず、表面的な情動はすべて作り物であり仮面であるのだ。

猫いわく、見た目だけなら一番好み、らしい。




クラウス・モンテルローザ


クロスロード貴族、侯爵、36歳

茶髪、黒目、177センチ、68キロ

由緒正しき、クロスロードの大貴族。

北領戦役で父を亡くし、若くして祖父から家督を継いだ。

バステマ公爵と共に、次代のクロスロードを支えると目される敏腕内務官僚。

かなりのシスコンで、腹違いの姉であるリリィアドーネの母親は初恋の相手。

姉が嫁いだ後は三日間泣き続け、姉が凶刃に倒れたと聞いた時は気を失った。

しかし、日を追うごとに姉に似てくるリリィアドーネを見ても、何とも思わないという、筋金入りのシスコン。

姉の肖像画が宝物、本人以外は立ち入り禁止の、姉の遺品だけを集めた部屋がある。




サクラ・マイヨハルト


田ノ上道場の内弟子、13歳

黒髪ロングポニテ、灰黒目、151センチ45キロ

正直者だが、少しあたまがよわい。

すぐ自慢する。

すぐ自爆する。

ミーハー。

意外に家事は得意。

猫いわく、将来は期待できるらしい。

勝ち組




レーヴ・マイヨハルト


(あお)ドラゴン騎士団クロスロード駐屯団団長、子爵、36歳

黒髪、灰黒目、170センチ、65キロ

正直者だが、少し頭が固い。

すぐ自慢する。

すぐ自爆する。

ミーハー。

意外に家事は得意。

バステマ公爵とは友人であり、彼の右腕として出世すると妬まれているが、それはレーヴの人間性を認められての事であり、彼の実力といえるだろう、重要ポストに据える人材に必要なのは、なにより信がおけるかどうかなのだ。




カエッサ・カイメン


クロスロード内務大臣、50歳

茶金髪、茶目、167センチ67キロ

元は商人であったが、商才に恵まれ、屋敷に出入りしていたエルトランド侯爵に気に入られると、その末娘を娶るほどに力をつけた。

国家の役職を得てからは、政治の世界でも表に裏にその能力を発揮し、ついに内務大臣にまで上り詰める。

権勢欲の塊だと娘からは嫌われているが、権力を求めたのは妻を娶る際のエルトランド侯爵との約束であり、フィオーレを王位継承者にねじ込んだのも娘の幸せの為である。

もっとも、貪欲に上を目指したのは彼自身の欲求であり、娘を政治利用しているのも、また確かなのである。

小さいエビが好き。




フィオーレ・カイメン


王族の少女、13歳

灰金髪ウェーブロング、薄赤茶のたれ目、161センチ52キロ

クロスロードの王位継承権は300位までと決められており、王族に死者や誕生者があると継承権会議が行われる、フィオーレは直近の会議で300位に選ばれたが、これは多分に政治的な思惑が絡んでいる。

見た目はお淑やかな令嬢だが、中身は筋肉ゴリラである。

サクラに対して必要以上のスキンシップをとる。

豊満




アドルパス・ゼッタライト


テンプル騎士団団長、54歳

赤毛顎鬚、赤茶の目、199センチ160キロ

電光(でんこう)」の異名をもつ、クロスロード最強の騎士。

猫いわく、熊の体格を備えたライオン。

クロスロードに2頭しかいない角馬を駆り、戦場で恐れられた。

見た目はいかついが、心優しいお節介焼き、ツンデレ、女に弱い。

王女二人とアルタソマイダスを娘のように思い、ゆっこを孫同然に溺愛している。

空気の読めない発言が多い。

マルティエの料理にハマっているらしい。

裁縫が得意で、ゆっこの服に可愛いアプリケを付けている。

女運が悪い。




田ノ(たのうえ)ヒョーエ


田ノ上道場の主、55歳

白髪まじりの黒髪オールバック、茶目、180センチ78キロ

石火(せっか)」の異名をもつ、クロスロード最強の剣士。

田ノ上念流を極めた剣聖、勘違いされているが田ノ上念流の開祖とは無関係の血筋。

40歳で道場をたたむまでは門下生に悪鬼と恐れられた。

なによりも戦を好み、力を求めることに貪欲であったが、一人息子の凶行を境に引退する。

御用猫を拾ってからは徐々に活力を取り戻し、リチャードやサクラを弟子にとる事になった。

女癖が悪い。




グラフール・ジ・オ・ロードスルサス


クロスロード現国王、125代目と言われるが定かではない、53歳。

銀髪碧眼、175センチ55キロ

田ノ上ヒョーエやアドルパスとは若い頃からの付き合い。

現在は病に臥せっているが、昔はやんちゃだった。

女性には一途で、25歳の時に、当時5歳の王妃から求婚され、彼女が成人するまで本当に待ったという逸話がある。

幼女趣味ではない。

たぶん




ウォルレン・バーンナド(金竜)


青ドラゴン騎士、24歳

軽いウェーブの金髪碧眼、177センチ70キロ

リチャードに劣らぬ美形であるが、軽薄そうな表情が全体の品格を下げている。

呪いにも精通しており、事前に充分強化して挑めば、田ノ上ヒョーエとも正面から打ち合える程の総合力を持つ、青ドラゴン騎士最強の男。

非常に過去が重く、ケイン以外の人間は信用していない。

ヤンデレ




ケイン・クライン


青ドラゴン騎士、25歳

赤髪黒目、日焼け肌、184センチ77キロ

きっぷの良いあんちゃん、実戦経験は豊富だが、練習嫌いなので剣力はそこそこ。

いつもウォルレンとつるんでいる。

女好きだが、ウブで半童貞。




アンナ


クロスルージュの娼婦、19歳

茶髪ロング、茶目、158センチ50キロ

売り上げナンバーワンの座を争う売れっ子嬢

若く美形でスタイルも良いが、少し気が強い。

あんこ好き




シャルロッテ・ジ・オ・ロードスルサス


クロスロード第一王女、18歳

ウェーブの銀髪ロング、碧眼、157センチ41キロ

クロスロードの次期国王と目される少女、真面目で誠実、清純派。

過去、お忍び旅行中に誘拐されたところを、田ノ上ヒョーエと共に極秘で警護していた御用猫に救われた。

夢見がち、というより妄想癖がある。

なんとなく鼻にピーナッツを入れたら、取れなくなったことがある。




シファリエル・ジ・オ・ロードスルサス


クロスロード第二王女、13歳

銀髪セミロング、緑眼、151センチ41キロ

いたずらっ子で甘えん坊、明るく社交的な少女、の皮を被った策謀家、とある野望に燃える野心家でもある。

身分を隠し貴族学校に通い、正体を知っているのはフィオーレのみ。

異能に近い頭脳を持ち、酒番衆を密かに操り暗躍する。

思考の誘導が得意で、姉の鼻にピーナッツを詰めさせる事も朝飯前。




ガンタカ・ホンワカ


人取(ひとと)り」の異名を持つ剣士、38歳

栗色のざんばら髪に無精髭、濁った眼、185センチ45キロ

死してなお執念のみで生きる亡霊剣士、その腕前は御用猫をして心肝を寒からしめた。

力尽きる前に田ノ上ヒョーエと立ち会えば、本願を成就していただろう。

最後の最後で、人の温かさに触れてしまった事が彼の敗因であり、救いでもあったのだ。




ガンタカ・ホンワカ(サルバット・ルゥ・バルタン)


偽ガンタカ、35歳

黒のざんばら髪に無精髭、淀んだ眼、180センチ69キロ

西町に住むサルバット公爵家の八男、ガンタカの幼馴染みにして一番弟子、念友でもあった。

傷心のガンタカを支えるうちに、心を病んで異能に目覚め、自身の魂をガンタカと同化させた。

それにより剣力も増大し、アルグレイドンを討つが、田ノ上ヒョーエに敗れる。




みつばち


蜂番衆(はちばんしゅう)志能便(しのび)、21歳

黒髪お団子、黒目、171センチ50キロ

「働き蜂」と呼ばれるグループの筆頭、女王蜂の予備でもある。

指揮官型として育てられた為、精神強化はされておらず、基本的に人間と同じ感情をもつ、そのため普段は抑揚を抑えた喋り方をする。

志能便としてのあらゆる技術を修得しており、総合力は極めて高いが、房中術の修行に関しては、泣いて逃げ回した純情な一面がある。

カンナの指示で御用猫を観察するうちに気に入ってしまい、事あるごとに性交をねだるが、万が一押し倒されたなら、泣いて逃げ回すだろう。

てんとう虫を指先から飛ばすのが好き。




「男爵」ヘイロン


元男爵、南町の大やくざ、60歳

白髪オールバック、プロペラ髭、黒目、178センチ90キロ

クロスロードにおいて、爵位とは「俸給を払ってでも国に仕えさせたい一族」という意味合いをもち、当然に不名誉があれば降格や取り潰しもある。

官職にも就かず、暴れまわっていたヘイロンは家を取り潰されたが、むしろ彼にはやくざの方が似合っていただろう。

倉持商会とは敵対中。

わさびが嫌い。




女王蜂


蜂番衆を率いる指導者、詳細不明。




大井スキット


元田ノ上道場門下生、43歳

茶髪オールバック、やや薄毛、茶目、165センチ78キロ

元々薬の棒手振りであったが、西町の大店、大井屋の一人娘を誑かし、跡継ぎに収まった。

経営手腕というよりも、人懐こいその性格で上客を増やしていった。

今でも田ノ上ヒョーエが怖い。

妻とは相思相愛で、今でも熱いくらいの仲であるが、かなりのヤンデレ女房で、刺された事も一度や二度ではない、大井屋の大旦那がスキットに店を譲ったのも、手のかかる娘を任せられる男が、ようやっと見つかったからであった。

息子が三人、娘が五人いる。

まだ作らされるらしい。

こわい




アルグレイドン


「鉄鎚」の二つ名をもつ剣豪、48歳(享年)

金髪、青目、180センチ85キロ

田ノ上道場四天王のひとり、腕力自慢であったが、むしろ剣技は流麗であり、どんな状況でも鉄鎚を叩き込む事ができる二刀の剣士。

人品優れた傑物であったが、ガンタカ(偽)に敗れ死亡。

先立たれた念友に操を立て、生涯独身であった。

一途




ドコニス・ホールデ


ホールデ商会会頭

スキットの嫁に横恋慕していた。

実際のところ、大井屋の先代は彼と娘を夫婦にしようとも考えていたのだが、スキットが夜の手腕を発揮し娘をたらしこんでしまった為、話が流れたという、かわいそうな経緯がある。

何度か結婚したが、行為の度に大井屋の娘の名を呼ぶ為、愛想を尽かされている。

かわいそう




黒雀


黒エルフの暗殺者、12歳

黒髪ミディアム、右黒目、左金眼、139センチ33キロ

長い耳に左目の眼帯と、全身に入った入れ墨が特徴の少女。

蜂番衆の中でも、暗殺に特化した「雀蜂(すずめばち)」というグループに所属している。

黒エルフならではの梵字による強化と、強力な呪い、更には全身に仕込んだ猛毒を使いこなす黒い悪魔。

ただし、度重なる強化手術と精神改造により、肉体と精神に限界がきており、残りの寿命はわずかである。

外見は非常に可愛らしく、御用猫にも懐いているが、殺人の快楽と破壊衝動を植え込まれており、戦闘が始まれば、非常に不安定で危険な精神状態に陥ってしまう。

隙あらば御用猫の精神に進入し、マーキングしている。




晩七(ばんしち)タドコロ


東町の大やくざ、48歳

黒髪口髭、茶目、178センチ69キロ

東町の口入屋を取り仕切る元締めの一人、表の仕事が主であるが、荒事にも関わっている。

若い頃の跡目争いで戦争になった際、頭数の足りぬ晩七は、一年ほど稽古に通った縁を頼りに、田ノ上ヒョーエに助けを求めた。

田ノ上老としては、弟子達に軽く実践経験を積ませるつもりであったのだが、100人相手の決戦時、田ノ上老と高弟達10人で、敵の八割以上を斬り倒したという。

以来、それを恩義に感じ、情報屋の手配や季節ごとの贈り物など、交友が続いている。

剣の腕はいまいち。




アカネ(本名不詳)


東町の情報屋、34歳

赤金髪、黒茶目、160センチ51キロ

晩七の口入屋に所属する情報屋であったが、現在は倉持商会の専属。

若い頃は身体を使った情報収集を行なっていたが、その事が原因で夫とは離縁した。

彼氏募集中だが、御用猫は好みではないらしい。

田ノ上ヒョーエに告白して振られた事がある。

ティーナが嫌いなのは、自分と似た見た髪色の彼女が、田ノ上ヒョーエに手を付けられたから、らしい。

犬派




ラバニエール・ジ・オ・ロードスルサス


110代クロスロード国王

銀髪、碧眼、170センチ62キロ

クロスロード中興の祖と呼ばれる名君、教科書にも載っている。

現在の首都の基礎を整備した人物。

理想に燃えた意識の高い人物であったが、そのやり方は強引で、戦後の高揚感もあり、当時は革命騒ぎまであった。

教科書には書かれていないが、大規模な粛清も行い、最後は実の息子に毒を盛られる。

ちなみにクロスロード三大名君とは、その存在を疑問視されている伝説の初代国王と、このラバニエール、そして、慣例として当代の国王が教科書に書き込まれる、なので代が変わればシャルロッテ国王となるのだろう。

妻が50人いた、愛人はその倍。

すごい




ロッド・ドロレス


元テンプル騎士、44歳

こげ茶オールバック、尖り顎髭、こげ茶目183センチ79キロ

30歳までテンプル騎士団に所属、将来を期待されていた騎士であったが、痴情の縺れから退団。

黒江をサルティンと呼ぶのは、自分だけの特別感を出したかったから、という純情男子。

誕生日には彼の為に、こっそりケーキを焼く。




黒江サルティンボッカ


元テンプル騎士45歳

黒髪、黒目、175センチ80キロ

モテ男、外見はともかく、話術と人柄でモテるタイプ。

ズゥロの姉とロッド、三人は幼馴染、そして変形の三角関係であった。

愛称はサルトー。

心は乙女




ズゥロ


黒江道場の内弟子、34歳

坊主頭、黒目、165センチ75キロ

黒江の婚約者の弟、筋骨隆々な体躯につぶらな瞳がキュート。

10歳のころから黒江が好きで、身体を鍛えたのは、黒江の恋人であるロッドのようになる為、しかし、姉の死後、敵討を決意し、ロッドとの決別のために髪を切る。

彼がロッドを討とうとしたのは、姉の敵討ちなのか、恋敵を亡き者にするためなのか、彼自身にも分からないだろう。

姉とロッドに嫉妬し、叶わぬ恋と知りながら、それでも黒江の側を離れなかった一途な男。

いじらしい


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