表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約11年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

濃い目の花子ちゃん

作者:山さん

もう我慢の限界だ。
ここまでやられて何も言わずにはいられない。

「アンタ誰なんだよ‼︎ 人がトイレで用足してるってのに……」

「用……? スマホをいじるのがトイレですべき用なの?」

「……?!」

コイツ、なんで俺がスマホを使っていたことがわかるんだ…?!

「今、コイツなんて勘のいい女なんだ……?!って思ったでしょ?」

勘だったのかよ!! 本気でヒビったよ!!!

「でも、あなたのすることは何だってわかる……
個室のドアの上から、私……」
「うわああああ!!!!!!」

「が見てたら怖いと思わない?」

「ああああうぜえ!!!! 何なんだよお前!!! うちの学校の生徒なのか?!おい!!!」

頼む!もう、幽霊であってくれ!!
こんなやつと学校で会いたくない!!

「う〜ん、誰だと思う?」

ああああああ!!!!!
マジで面倒くせえええ!!!!

「幽霊!! お前は幽霊だ!!!」

「そう、私は幽霊。正確には霊界憑依株式会社平社員、幸花 智聡子(さちばな ちさこ)。霊職は「花子」だから花ちゃんって呼んでね♡」

「あっ、はい。わかりました」

俺は何を納得してるんだ?!
霊職って何?!
てか、霊界にも株式会社?!
何なんだよ一体……

「君は誰?すごい気になるの」

「はぁっ?! えっ、俺は幸田 四葉…… 16歳……
ここの学校の一般生徒だ」

「四葉…… よっちゃんだね!!」

四葉で、よっちゃんか……
女子からは大体「幸田」からとって「こーちゃん」だから、新鮮だ。
悪い気もしない。

って何考えてんだ俺!!!
こんなの無視して早く帰ろう!

「悪いけど、俺そろそろ帰るからどっか行ってくんないかな?」

「わたしまーつーわ。いつまでもまーつーわ」

「そういうの良いから!!!」

「……良いよ。帰れば良いんでしょ!!! バイバイ!」

へっ……へへっ、よかった。
こんなのとずっと話してたら夜が明けちまう……
急いで帰ろ、

ガチャ

「STAP細胞は……」

バタン

もぅ、マジむり

この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ