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オチが無い話 小話

文芸部部室で、部長南野桜乃はおもむろに




話し始めます





「今朝、見た私の夢の中で




 私は、何故かアリバイを作ってました




 犯人でも無いのに、体育館での全校集会から抜け出します




 職員室前は、何故か机がこれ見よがしに置いて有ったので




 机の下を通り、一旦外に出ます




 そして警備員さんが、ムーンウォークの練習をしていたので



 隙をついて、強硬突破をし




 教室に戻ったのです」





話しを聞いていた、有沢理子は桜花大学の図面を




取り出し見つめます




経路を確認し、赤いボールペンで書きこみます





「桜乃部長のお話での、経路を確認しましたが





 まあ、全ての条件がクリアーされれば




 不可能では有りませんね、人に見られませんね




 と言いますか、職員室前に机は有りませんし




 警備員さんが、ムーンウォークなんかしてませんからね」





「やっぱり、私は想像力が豊かなのね




 夢の中でも、物語の材料を考えてるなんてね」






「桜乃部長、私の話し聞いてましたか?




 ちゃんと、返答したんですから」




「もちろん、有難う理子ちゃん




 現実的な考察だったわ




 では、最後にカガミ君には総評を」





桜乃部長と有沢理子の視線が




カガミに向きます






「そうですね、アリバイを作る意味とは




 何かをしていた、又はする必要があった場合でしかも




 隠す必要が有るという事ですね




 今回は桜乃部長の、夢の中の話しですから




 しかし、確実に言える事は




 人の視線から逃れるには、物影や死角を利用しなければいけないと




 いうことですね





 職員室前での机と警備員さんの隙をつくとか何とか




 推理小説の、トリックを作るのは大変ですよね」





南野桜乃は、カガミの話を聞いていましたが




ため息をつきます







「カガミ君、何かグタグタになったね




 何が言いたいのか分らないよ~




 精進しようね~」






桜乃部長は、笑顔を浮かべて




ツンツンとカガミの腕を押します






(確かに、オチ考えて無かったからな




 というか、眠い)

有難うございます、グダっという話でした

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