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登場人物紹介などの42話での、カガミ君の受難

桜花大学付属高等部新館




階段を必死に、駆け上がるのは主人公




浦鏡




彼が、こんなにも急いでいるのは生徒会長綾瀬川月子に




朝一番に、電話で呼び出されたからです





(しかし考えものだな、学園内に生徒寮が在るのは




 朝一番に呼び出されるんだから



 息が切れる)






カガミは、生徒会室のドアの前まで何とか





たどり着きドアをノックし、入室します





生徒会室には、浦鏡を呼び出した生徒会長綾瀬川月子と




月子会長の膝上に座らされている




生徒会書記安藤菜緒が居ます





浦鏡を一瞥する綾瀬川月子





「まあ、合格よカガミ君




 良いタイムです 




 よく頑張りました、次も期待してるわよ」







カガミは、違和感を感じます




「あの月子会長、僕の名前表記が




 カタカナに変換されているのですが




 何故でしょうか?」







月子会長は、視線を上へ向けます





「それは、作者が変更したからよ




 面倒らしいわよ、だから今から




 カガミ君で決定よ」







 カガミを指さし、宣言する月子会長




 カガミは、芝居じみた仕草で




 頭を抱えます






 「僕は、この物語の主人公なのに」





 (カガミは芝居が下手ね



  話を進めましょうか)







「棒読みのセリフはダメよ





 カガミ君、それ以上文句を言うと」





月子会長は、カガミを見つめ





数秒








 「作者の別作品の、精霊図書館に飛ばすわよ





  存在そのものを消滅させるわよ」









(消滅は少しきついな)







「了解です、月子会長」








カガミは、姿勢を正します






「そういう事だから、菜緒ちゃん




 この物語の住人に、伝えてきなさい




 ダッシュで




 嫌なら、学生寮の部屋は私と同室よ」





(嫌です、急がないとガンバレ私)





生徒会書記安藤菜緒は、素早く行動を開始します





「直ぐに、皆さんに伝えてきます月子会長」






(嫌なのかしら?いえ恥ずかしがってるだけよね)






安藤菜緒は、生徒会室を




急いで駆けて出て行きました





その行動を神妙に見つめるカガミ




(菜緒さんは、月子会長が苦手なんだな




 改めて、実感させられる動きだったな





 あの身のこなし)







「カガミ君、早速これまでの登場人物の確認をするわよ




 作者が、すっかり忘れてるから」





(そう言えば、月子会長の名前も忘れたと




 作者が言ってたな)






「了解です、月子会長」






「まあ、私が勝手に喋るから





 其処で、聞いときなさい





 では、新任教師の三人






 注意力散漫な佐藤舞先生、佐藤舞先生を弄ぶ鈴木華先生





 鈴木華先生を愛する、内藤正義教諭





 有名な事ですが、内藤教諭は次期理事長です」







カガミは、驚きの表情を浮かべます




呆れた表情を、浮かべる月子会長





「この事を知らないのは、佐藤舞先生とカガミ君だけだから




 少しは、本以外にも興味を持ちなさいよ」






カガミは頷きます





(へ~内藤先生が次期理事長なんだ)







「そして、やたらと懸賞を当てる加藤良子教頭と1年学年主任が





 佐藤舞先生と内藤正義教諭の、お見合いを計画しています






 オフレコでお願いね」







「他言致しません、月子会長」





「後は、生徒ね



 広井姉妹か、姉の広井弥生は生徒会副会長です




 下半身ネタが、大好きよ



 あの顔でね、顔を真っ赤にして笑いを耐えているから




 さらに、私が話して身を捩らせてあげてるのよ




 妹の広井飛鳥は、姉が大好きなのでしたが




 姉の口から出た、カガミを抹殺する為に近ずくも




 好意を持ちましたとさ」





「複雑ですね」





(抹殺って会長、怖いですよ)






「え~、耳フェチな女子生徒と高跳び選手と




 高跳び選手の飼い主の桜カレンね




 ケレンちゃんには、期待してるのよ




 強気な子を従わせるのは、ゾクゾクするわねカガミ君」




(カレンさん、月子会長にロックオンされてますよ)




「あとは、レラン桜花のシェフと文芸部部員と部長ね




 あれは問題になったのよ




 カガミ君が、文芸部員にCMで蹴られた場面よ




 か弱い女の子の蹴りで、カガミ君が蹲るから




 武道を必修科目に取り入れましょうと




 因みに私が阻止したから、感謝しなさいカガミ君」





「有難うございます、月子会長」





(あれは、結構痛いんですよ



 実際に受けた身としては)





「ここで、問題です




 新任教師三人について、内藤正義教諭と鈴木華教諭の




 身長差は20センチです




 内藤先生と佐藤舞先生の身長差は3センチ




 では、舞先生と花先生の身長さは?」




(17センチか)




カガミが考えていると、突然後ろから人影が出てきます




「17センチです、そして私は生徒会会計の長野美紀です」




(ビックリしたな、美紀さんか



 ずっとスタンバイしてたのか?)




月子会長は、笑顔を浮かべます



「カガミ君、面白いよ



 その顔さ、美紀ちゃんお疲れ様」




「お疲れです、会長




 では失礼いたします」





長野美紀は、ドアの前で立ち止まります




後ろを振り向き、能面の様な表情で感情がこもらない言葉で話します





「カガミ君は、例え会長でも渡しませんよ




 私のですから、失礼します」




大きな音をたて、ドアを閉めて出て行きます





その後姿を見つめるカガミ




「あの会長、今のセリフは何方がお考えに?」







「良い演技だったわ、美紀ちゃん



 そう思うでしょ、カガミ君



 文芸部部長のアドバイスでね」





(部長何してるんですか?あとで美紀さんに




 怒られそうだな、僕が主に)




「今日は、これ位で良いでしょう




 作者も、登場人物を此処で言っとけば忘れないでしょう?」






「そうだといいですね」




(どうかな、この文章だと分かりづらいな)






綾瀬川月子は、席を立ち生徒会室を立ち去ります





「カガミ君後は、宜しくね」





ビシッツとドアが閉められます





取り残されるカガミ





(戸締りして、帰るか



 そう言えば、月子会長とはあまり親しくは無いんだけどな




 話を進めるためには、多少強引でもこんな感じですか



 作者さん?)、


お疲れ様です、いつか更新出来ればと思います

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