部長やりなさい
桜花大学付属高等部 新館図書館
文芸部部室前に、浦鏡は立っています
「浦君、入らないの部室はそこなんでしょ」
浦鏡は、文芸部の部室のドアに手をかけます
「遅くなりまして、すいません」
浦鏡に、続き広井飛鳥が
文芸部の部室に入ります
文芸部部長、南野桜乃は浦鏡の後ろの
広井飛鳥を凝視します
「浦君、同伴出勤とはいかがなものでしょうか?
理子ちゃんはどう思いますか?」
文庫本を読んでいた、有沢理子は視線をあげます
「弥生さん?ですよね」
南野桜乃は、有沢理子の肩を軽く叩きます
「理子ちゃん、あの子は生徒会長よりも美人な
生徒会副会長広井弥生を、こよなく愛し続けて
周りが、軽く引く位にお姉ちゃん大好きな
妹さんの、広井飛鳥さんよ」
南野桜乃は、広井飛鳥の隣に立ちます
「浦君は座っときなさい、そこに
では理子ちゃん、何故こんなに似ている
姉妹を見分けられるのか、説明しましょう」
広井飛鳥の腰に手を回す南野桜乃
「理子ちゃん、お尻の大きさで見抜いたんでは
ないのよ」
南野桜乃は、鼻を広井飛鳥に近ずけます
「体臭よ、フェロモンと言っても良いわね
異性を引き付ける、重要なファクターね
因みに、この中では飛鳥ちゃんが一番だから
安心して良いわよ」
南野桜乃は、浦鏡を指さします
「浦君は、残念ね
ロボットよりも無機質ね
将来が心配だわ」
「桜乃部長、今のは問題発言ですよ
文芸部部長を辞任していただきますよ
問題発言の責任を取って」
「浦君、御免なさいね
少し調子に乗りました
でも、今の浦君の発言では
私が、部長を辞めたらその後任は誰がするのかな?
文芸部の部長を、やるのは浦君しか居ないわよね
自分の発言には、責任を取らないといけないわね
理子ちゃんはどうかな?」
「そうですね、浦君の発言を推察してみると
桜乃部長が辞任した場合には
浦君が部長を務めるべきですよね
自分の発言には、責任を持たなきゃいけません
私は、補佐に回りますよ」
「飛鳥ちゃんも、そう思うでしょ」
「そうですね、部長を辞任させるんだから
責任は、取るべきですよ自分自身で」
浦鏡は、話しに割って入ります
「やっぱり、文芸部部長に相応しいのは
南野桜乃部長ですね、理子さん、飛鳥さん」
「桜乃部長、浦君が結局は口だけの男だと
今、判明しました」
広井飛鳥も、頷きます
「理子ちゃん、飛鳥ちゃん
まあ許してあげましょう
私が、部長に相応しいと
一応ではありますが、言いましたからね」
そんな、やり取りとを見ながらも
広井飛鳥は、マイペースに
部室の本を手に取り、読み始めます
お疲れさまです