日常の中での会話
桜花大学付属高等部 新館大食堂2階
納豆をかき混ぜる
浦鏡をちらっと見て
口を開く石田治
「浦の食事は、まさに日本食だな
納豆、みそ汁、茶ソバ
茶ソバは、若干合わないな
茶ソバは、合うのか?そのメニューだと」
「ご飯は、食べたくないんでね
主食だからね、ソバは
石田はどうなのよ、それ
かつ丼にトマトジュースは
その組み合わせは、独特だね
合うのかい?」
「まあ、野菜は取らないといけないから
トマトジュースだ
やや甘い味が舌に残るよ」
石田治の、携帯が震えます
「石田メール来てるよ」
石田治は、携帯を開きメールを確認します
「浦、生徒会書記の菜緒ちゃんだ
残念ながら、内容は生徒会の仕事だが」
浦鏡も、自分の携帯のメールを確認します
「僕は、生徒会会長綾瀬川月子会長からだった
もちろん、生徒会の仕事だけど」
「そうか、俺は来年の各部各委員会の
予算申請のシュミレーションだ
どのように、予算を削減するか
その根拠を示せとの事だ
頭脳労働だ」
「そう言えば、安静にしなきゃ
いけないんだってね石田」
「そうなんだよ、競技中に足に違和感を感じたから
病院で、診察してもらったら
オーバーワークだそうだ
日常生活は問題無いらしいから
練習は、3日間完全休養だ」
「そうなんだ、休息は必要だからね
体だけじゃなく、心も休めるといいね」
「生徒会の仕事は、若干ストレスが
かかるな
浦の仕事は?」
「僕のは、直ぐの仕事ではなく
副会長が外で清掃とかする時の
ボディガード兼お世話係だってさ
簡単に言えば、秘書だね」
「浦は、生徒会会計の美紀ちゃんの専属秘書ではないのか?」
「兼任だよ、毎日では無いしね」
「会長よりも、美人な副会長と親しくなれ
仕事が出来て、良かったじゃないか浦」
浦鏡は、自分を指さします
「何故、僕が生徒会副会長広井弥生の
秘書を務める事になったのか?
分るかい?
それは、広井弥生副会長の美貌を際立たせる為なんだ
平凡な僕が、隣に居ることで
彼女が目立つらしい、会長のお言葉だよ
石田は、ダメだってさ存在感があるから
それと色々有るんだってさ」
「大変だな浦、色々とまあ頑張れ
確かに俺は、浦より存在感が有るからな
意識せずとも目立ってしまうからな」
(石田は、良い意味でマイペースな奴だな
素直に受け止めたな言葉を)
、
桜花大学付属高等部 新館1年4組の教室
教壇に立つ、内藤正義教諭
「小テストの結果だが、もう少し頑張るように
短い時間で、いかに答えを出すかの訓練だからな
何か質問は無いかな?」
内藤正義教諭は、教室を見回します
岡村愛子が、すっと手を上げます
「岡村質問を言いなさい」
岡村愛子は、席を立ちます
「質問させていただきます
内藤先生は、私達の担任佐藤先生と
結婚を前提にお付き合いしているそうですが
婚約は何時ですか」
1年4組の生徒は岡村愛子が
度々、この様な事を言い
内藤正義教諭をからかう
ので気にしません
「質問は無いようだから
チャイムが鳴るまで、廊下に出ないように
今日の授業は終わります」
質問を流された、岡村愛子は教壇に向かいます
「内藤先生、婚約の日取りをお聞かせください」
「岡村、根拠を示しなさい
何でも良いから」
「そうですね、1つ目は佐藤先生と楽しそうに
いや、自然に食事をしてました
2つ目は、夜に教員寮の佐藤先生の部屋に
入室している点です、どうでしょうか」
(変な所で、ちゃんと調べてるな
新聞部の岡村は)
「食事は、偶々時間が重なるから
部屋に行くのは、勉強会の為だ
それに、同期の鈴木先生も一緒だから
安心しなさい、岡村」
「そうですか、佐藤先生と鈴木先生のどちらが
本命ですか?」
(急に、踏み込んでくるな新聞部の岡村)
「さて、岡村今日も面白かったよ
またな」
内藤正義教諭は、チャイムが鳴ったので
教室を出ていkます
(内藤先生、若干表情が変化しました
スクープの予感ありですね)
お疲れ様です、次も更新できるのでしょうか?
失礼します