生徒会室
桜花大学付属高等部 新館生徒会室
生徒会会長綾瀬川月子は、生徒会会計安藤菜緒に
ふくらはぎを、揉んでもらっています
そんな二人に声をかける
生徒会副会長広井弥生
「月子ちゃん、菜緒ちゃん
これから、清掃作業に行ってきます」
広井弥生は、ゴミ袋と軍手と腕章を持ち
ドアに手をかけます
「いってらっしゃい、弥生」
「弥生さん、お気をつけて」
生徒会会計安藤菜緒は 広井弥生に手を振ります
広井弥生が、生徒会室を出ていきます
安藤菜緒は、生徒会会長綾瀬川月子の
ふくらはぎを揉んでいます
「月子会長、何故私は月子さんのふくらはぎを
揉んでいるのでしょうか?」
「菜緒ちゃんが、私の妹だからよ」
綾瀬川月子は、安藤菜緒の顎を撫でてます
「私は、妹になった覚えは無いのですが」
「菜緒ちゃん、私が会長
私が黒と言えば、例え白い物でも
黒なのよ
だから菜緒ちゃんは、妹ね
決まり事だからね
二人っきりの時だけ
限定で、私が呼んであげるわ」
「色々、いえかなり
変な理屈ですが
納得しときます、害は今のところ無いですから」
綾瀬川月子は、安藤菜緒の眉間を中指で
押します
「菜緒ちゃん、反抗的な態度とったら
おでこに、悪戯していい?」
「やめてください、今もマッサージしてるじゃないですか
月子会長に、忠実に仕えています」
「では、忠実に仕える貴方に
先ほどの質問に答えて上げましょう
何故、マッサージしてもらっているのか
それは」
綾瀬川月子は、安藤菜緒のおでこを
人さし指で押します
「月子会長、私の扱いが雑ですよ
それで」
「菜緒ちゃん、私は普段朝の早い時間に登校するの
朝の学校は、とても静かでね
私は何故か、急に衝動的に走りだしていたわ
昇降口から、2階までの教室まで
息は、乱れなかったの
でも、若干足が張ったから
菜緒ちゃんに、マッサージして貰ってるわけ
でも。もう足は既に張って無いんだけどね
折角だから、菜緒ちゃんには揉んで貰っているんだけど」
安藤菜緒は、マッサージを止め
椅子に座ります
「そう言えば、弥生副会長はまた清掃作業ですか?
少し前にやりましたよね」
「菜緒ちゃん、もうちょっと揉んでてほしかったな
弥生がやるって言うからよ
それに、一緒に手伝っている
浦鏡の
弱みを握り、こき使う為よ」
「月子会長、冗談ですよね」
「もちろん、冗談
でも無かったりしたりして
弥生のペースに巻き込まれて
なんか、ヘマでもすれば
それとも、二人切りという状況でね
なんて思ったりして、その時はこちらの条件で
働かせるわ
さて私が、よく噂されている事がらに
ついて解説してあげるわ」
綾瀬川月子は、安藤菜緒に視線を合わせます
「生徒会長より、美人な副会長広井弥生
この言葉は、私が校内に流し広めました
なぜでしょうか?答えなさい菜緒」
「生徒会長に対して同情してもらうため
だったりして?」
「菜緒、ふざけた事を言わないように
事実は、生徒会長である
綾瀬川月子の知名度アップ
ついでに、副会長広井弥生のカリスマ性アップ
私の名前にある、月
月を照らすには、太陽が必要
だから、太陽である
広井弥生の美貌を利用したの
これは、マイナスイメージを利用したのよ
生徒会長より、美人な副会長
広井弥生が、美人という点は事実なのだから
たいしたことない、生徒会会長綾瀬川月子を
見たくなるはずよ
と思ったんだけど、浅はかな策だったは
多分疲れていて、思考が低下してたのね
副会長の広井弥生の方が
目立ってしまったわ」
綾瀬川月子は、安藤菜緒に抱きつきます
「月子会長、苦しいですよ
離してください」
「離さないわ、誰か来るまで
ドアを、開けて気まずい空気を
味あわせてあげるのよ」
(でも、生徒会もメンバーだと
対して反応してくれないですよ
月子会長)
お疲れ様です、早めに投稿できればと
では失礼いたします