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携帯に充電器を付けた。電気を消し、ベッドに寝転んだ。大きく息を吐くと一緒に涙がたくさん溢れた。今度こそ、志度を死なせない。私はそう決意した。志度が生きている世界にすれば、私達はきっと幸せな人生を過ごしていけるはずだ。
志度は私が死ぬって言っていた。
――明後日。
もし、私が死んだら志度は死なないで済むのだろうか。それだったら、私が死んで、志度が生きれば、それで十分だ。きっと志度は私が居なくてもやっていけるはずだ。元々、私と違って志度は根が明るいし、気合であらゆる困難を乗り越えていけるんだろう。
――私の死くらい乗り越えて行けるはずだ。
だから、明日、きっと志度は死なないだろう。
だって、私を迎えに来てくれるんだから。明日の夜まではきっと安心して過ごすことができる。そして、退屈な学校になんか行かないで、明日も志度と二人で過ごすことができる。それだけでもすごく嬉しいし、絶対、楽しい一日になる。
そんな当たり前のことが毎日続けばいいのに――。
強い眠気を感じ、そのまま私は眠った。




