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眠ることができなかった。
私は当たり前のように学校を休んだ。親に志度が死んだことを簡素に伝えたら、ほっておいてくれた。身体は重くて、食欲は当然のようになかった。歯磨きをして、顔を洗い、水を飲んだあと、また自分の部屋に戻り、携帯を手に取ったあとベッドに寝転んだ。
携帯を操作して、一昨日、二人で自撮りした写真を表示した。写真のなかの志度と私は笑顔で、二人の奥にカラフルなクリスマスツリーが写っていた。結局、同じだと思った。25歳の私がずっと志度の写真を見て、志度のことをぼんやりと考えているのは一緒だ。
私は我慢できなくなり、両足を何度も何度もジタバタして、やり場のない感情をベッドにぶつけた。




