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48時間後に君は死ぬ  作者: 蜃気羊


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 志度の家族が来たあと私は挨拶をし、事情を説明し、すぐに病室を出た。携帯をバッグから取り出した。


 まだ11時すぎだった。

 ――まだ、午前中の出来事だ。


 ため息をつくと、一緒に涙が流れた。灰色したビニールの廊下は涙で霞んでいる。奥の窓ガラスから差し込む白い光がやけに眩しく見えた。ゆっくりと廊下を歩き、会計ロビーに着いた。緑色のビニールが張られているベンチに腰掛けた。

 座ったまま、前かがみになり、両手で顔を覆った。手はすぐに涙でぐしゃぐしゃに濡れた。息をするとき、声がでないように押し殺した。息をするたびに両肩が上がった。

 結局、同じことの繰り返しだ。そもそも、志度を救えたとしても未来なんて変わらなかった。




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