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48時間後に君は死ぬ  作者: 蜃気羊


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 私は占いの店に行ったあと、一人でサッポロファクトリーに寄った。アトリウムの吹き抜けには今日もクリスマスツリーが輝いていた。昨日、志度と一緒に眺めた光景、そのままだった。


 当たり前だ。クリスマスが終わるまで、この巨大なクリスマスツリーは撤去されない。そんなことはわかっている。

 私はそのまま、エスカレーターを登り、三階からアトリウムを眺めることにした。適当なベンチに座り、アトリウムのクリスマスツリーをぼんやりと眺めることにした。昨日のことを思い出した。そして、25歳の私に戻りたくないと思った。もし、戻ったとしても25歳の志度が存在している保証はどこにもない。


 ――だったら、今できることをするしかない。

 私は立ち上がり、地下鉄の駅に戻ることにした。駅を出て、私は走り始めた。雪はしっかりと降りつもっていて、雪道は朝のようにツルツルと滑らなくなっていた。志度のバイトが終わる前に志度のコンビニに行くことにした。



 

 志度が働いているコンビニの前に着いた。携帯で時計を見たら21時57分だった。窓越しにコンビニを覗くと、志度はまだレジにいて、もうひとりの店員と話していた。私は店内に入った。志度は話に夢中で、私が店内に入ったことに気づかなかった。私はホットドリンクコーナーに行き、ココアを手にとった。ちょうど、もうひとりの店員がレジを出た。私は迷わずにレジに行った。

 

「あれ、日奈子じゃん」

「また会いたくて来ちゃった」

 私はココアを志度に渡した。志度がココアのバーコードを読み取り、レジの操作をした。私は財布を取り出し、120円を志度に渡した。

「俺も会いたかったよ。やるな、日奈子」

「志度、どうしても話したいことがあるの」

「なんだよそれ。死ぬわけじゃないんだから」と志度がそう言ったあと、私は少しムスッとした表情を作った。

 

「マジなやつ」

「――オッケー、わかった。日奈子、雑誌コーナーで待ってて。すぐ準備するから」と志度はそう言って、お釣りをくれた。

 私は志度に言われたとおり、雑誌コーナーでファッション誌を読んでいた。コートのポケットにココアを入れた。ポケットからココアの温かさを感じた。少ししてから、志度がやってきた。志度の気配に気づき、私は志度の方を振り返った。志度は呆気にとられている表情をしていた。私も思わず、呆気にとられた。

 

「――おまたせ」

 志度はようやっとそう言った。

「ううん、大丈夫。――どうしたの?」

「いや、大丈夫。外出るか」と志度は出口の方を指差してそう言った。






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