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洗い物をして、プラスチックの使い捨て容器2つにご飯とおかずを入れ終えた。キッチンを一通り片付け終え、寝る支度をした。自分の部屋に行き、携帯の写真に入っていた、月曜日の時間割を確認してかばんに教科書を入れた。携帯で目覚ましをセットし、充電器を携帯に付けた。
電気を消し、ベッドに寝転んだ。
大きく息を吐くと一緒に涙がたくさん溢れた。志度のこじんまりとした葬式がフラッシュバックした。志度の家族は、みんな泣いていた。だから私は泣かないことにした。そして、そのまま泣かずに日常を過ごすことを決意したのを思い出した。
もし、志度が明日死ななければ、私は生まれ変わるかもしれない。僅かな可能性に期待してもいいような気がした。だって、本当に過去に戻れたんだから、過去を変えることだって出来ると思う。
志度が生きている世界に帰れば、私達はきっと幸せな25歳を過ごしているはずだ。本当に過去を変えることが出来るんだったら、変えたい。
久々に強い眠気を感じ、そのまま私は眠った。




