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48時間後に君は死ぬ  作者: 蜃気羊


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 退院して、家に帰ってきた。当たり前だけど、家はなにも変わっていなかった。

『退院したよ』

 LINEで優にそうメッセージを送るとすぐに優から返信が来た。

『よかった。おめでとう!』 

 私は落ち込んだままだから、そんな気分になれないまま『ありがとう』とだけ返信した。








 iPhoneを見ると3時間、時が進んでいた。いつもよりも少しだけ多く眠れたけど、身体は重くずっしりしていた。 

 ベッドから身体を起こす気力がわかなかった。だから、私は職場に電話をし、まだ、身体が痛むから仕事は厳しいということにして仕事を行くのをやめた。本当はもう、二度と職場になんか行きたくない。なんでこんなしんどいことずっとやり続けているのか全くわからなかった。


『気をつけろよ』

 気絶しているときに志度が言ってたことを、ふと思い出した。気をつけてたよ。私だって。

『ドジだからだよ』

 大きなお世話だよ。自分は私のことかばって死んだのに。

 大きなため息を吐いたあと、ふと占いの看板を思い出した。


 占いとしか書かれていないシンプルな看板になぜか引き込まれる雰囲気があった。早番のときは残業してヘトヘトで寄ることができず、遅番のときも残業し、占いのお店の前を通る時には、すでにお店は営業を終えていた。 

 もしかしたら、占いなら、この辛い気持ち、現実を変えることができるかもしれない――。

 と言うよりも、少しは私の気持ちが一時的に晴れてくれたら、それだけで十分だ。どうせ、この現状は変わらないし、つらい日々は続く。だけど、なぜか、今日、行くしかないような気がした。





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