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人間腐心  作者:
10/11

10 Iris in

 メッセージのやり取りを終えた14じ半頃、ふと、ある考えが浮かんだ。

(記事にしてみるか?)

その考えを一秒も立たないうちに否定する。

(そんなの誰が見たいんだよ)

僕の世間からの評価は皮肉や風刺だと自覚しているではないか、それに日常生活を切り売りしだすのはライターという想像上の存在にリアリティーを与えてしまう。台無しになってしまう。だが、ニュースのネタに困っているのもまた事実。階段を降りている間二律背反に苦しんでいると、テーブルの上のカレンダーが目に入った。幼少期で時が止まったカレンダー、開いてあったページには叶うことのなかった予定がいくつか書いてあった。スマホのスケジュールには自分が入れたくて入れた予定は一つも入っていなかった。

(社会人になるとはこういうことか)、と否定的な見方をした。「大人になった」とも言い換えることもできたがしなかった。僕は真っ白なカレンダーに色を付けようとスマホを手に取りさっきまで取っていた。質問攻めをし返してやった。僕の質問は好きな食べ物なんて単調なものではなく予定に付いてだったけど。

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