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【プロットタイプ】見せる顔

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

二面性は常に強烈です。

人に向ける顔が一つじゃないなんて、私だけじゃない。家族に見せる顔、同居人に見せる顔、友人に見せる顔、同僚に見せる顔。どれもすべて異なっている。

ただ一つ言えるのは、職場で見せる顔が最も遠いという事だろうか。


先日の仕事の続きを始めるに当たって、前提条件が違うという指摘を受けた。〇〇と××。一見すると全く同じ物が描かれている様で、見るべき物が見たら違うものらしい。

わたしはズブの素人なので、常に真顔で見比べてあふ。

「〇〇の××、あるじゃないですか。あれ重なってると、どっち採用して良いか分からなくて、一目で分かる方法って何かないですかね?」

「うーん。慣れ」

どうしよう一番嫌な答えが来た。慣れとうのは経験から来るものである。つまり即効性が薄く、すぐ直せる物ではない。

あまりにも私が神妙な顔をして、沈黙を貫いていたのが周りにも伝わったのだろう。先輩が資料を作成し、私に送ってくれた。

丁寧に描かれた図と、文字からかなり気を使って描いて戴いた事が分かる。

「〇〇さんが言っていたのは、此処で、此処。で、千房さんが言った言葉は……」

有難いと思うのだ。けれども同じくらい。いいや、其れを凌駕する程、申し訳なくなる。今の時期がゆとりがあるとは言え、人の時間を奪って説明を受けている。

今、丁寧な説明を受けて理解した気になっても、次回、完全に理解して当たれるかは別の話である。そうなったらこの時間は……。

「有難う御座います。お時間頂戴して、誠に有難う御座います」

「いいえ〜」

頭を下げる。これ以上時間を奪う訳には行かなくて、私は渡された資料と共にデスクに戻る。

何故……もっと嬉しそうに出来ないのだろう。でもはしゃいだ様な声を出して周りの空気を崩す事も、雑談に発展して会話が萎むのも、何方も嫌だった。ただ申し訳なさだけが鉛の様に伸し掛る。

あぁ嫌だな。『家宝にする程大切にします!! 何処へ移されても頼りにします!!』ぐらいの気持ちでいるのに、其れを渡された時の相手の反応が読み切れない。だから何時も、『大人しい私』を演じる事しか出来ないのだ。

だから家に帰って、なるべく素の自分で居たいと思う。本質を忘れない様に。あるがままの私である様に。


「瑠衣たーん!! お話聞いてぇ〜!! 鏡花ちゃん、お仕事ではテンション爆下げ状態なんだけどー」

「家でもそうしてろよ。やかましい」

ウザったそうに前を歩く瑠衣に絡みながら、私は今日も駄々を捏ねる。我儘な顔を見せる。それでも、どれだけ口が悪くとも、空気が壊れる事は無い。容認された甘ったるい環境だった。

「ねー、構ってー」

「後でな」

生きるの下手くそな社会不適合者なので、外では非常に大人しくしてます。

知らない人に話かけられる予測はしてません。


なろう様で見せる顔が最も素に近いんですよ。

なろう様>家族、友人>同僚 こんな感じで素を隠してます。

利益史上主義になればなるほど、感情は隠すべき物かと。余計な事はしないに尽きるかと。


だから上司や先輩が自分の為に時間割いて解説して下さると、『( '-' )』になります。


え、忙しいのに? 私に時間かけて大丈夫なの? 忙しいのに? 仕事溜まってるのに? でもそのレベルの事何も出来ないから、この仕事してる訳で。


はしゃいで時間頂戴するのも嫌だし、罪悪感から真顔になっちゃうし。相槌は底を尽きるし。

だから何時も『大人しい自分』で、『無愛想な自分』でいるんですよ。


それが申し訳ないなって。

そして素を許してくれる場所って有難いなって思った話。


またたこ焼きが食べたいな。

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